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#博多座レミゼ2019

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  1. 筑紫島燕義(スワローハリー)

    先月、博多座にてレ・ミゼラブルを観劇してきました。

    今年の、レミゼは全公演完売とのことで、私も先行予約権利を駆使して、千秋楽を含む3公演分チケットを確保したのですが、千秋楽以外、仕事の都合と台風接近による影響で流してしまいました。

    なので、千秋楽前に絶対一公演観たかったので、当日券の列に並んで昼夜一公演づつゲットし今年もなんとか合計3公演観ることができました。

    今年の、注目の的はやっぱりトレエンの斉藤さんですかね、彼の芝居を観ていて思ったのが、年齢的に原作のテナルディエに近いことですね。

    今まで、テナルディエ役はかなり経験を積まれた脂ののりきった役者さんが演じてられていて、かなり安心感のあり、宿のボッタクリ方もこなれた感じがありましたが、斉藤さんに関しては、ボッタクリ方に若干の手探り感が臭っていて、その後の宿屋経営に失敗してパリのスラム街に流れ着いたシーンに深みが増したと思いました。

    個人的に注目していた出演者は、上原理生さん、生田絵梨花さん、小野田龍之介さんでした。

    上原理生さんは、これまでアンジョルラスを演じられていて、独特の力強い言い回し歌い回し(上原節)が私は好きでした。
    ジャベールのようなシリアスな役をどんな感じで演じるのか楽しみでした。
    実際はというと、上原節炸裂でしたww

    生田絵梨花さんは、2017年に観たときは単語をハッキリと発声する歌い回しで固いなーと思いましたが、今回はかなり歌い回しが丸くなったと思いましたが、それでいて単語をハッキリと発声する感じが程よく残っていて味のある表現だなーと思いました。

    小野田龍之介さんについては、本当に観たかったんですが、台風の影響で行けませんでした。2021年公演は必ず・・・。

    そして、今回の出演者で目にとなったのが屋比久さんでした。
    同じエポニーヌ役を演じている昆さんは、かなりパンチのある歌声で好きなんですが、屋比久さんは昆さんとはまた違った、パンチが有りながらも初々しさがある感じが絶妙でした(年と経験の違いいかもしれませんが・・・)、次回はどんな感じになるのか楽しみです。

    今回レミゼを観劇して、本当に良い作品だと改めて思いました。
    と言うのも、作品が出演者を育て、観客をも育ていると思うからです。
    特に、観客についてはあ他のどの作品よりも熱い気持ちで舞台を注視していて、今回の博多座千秋楽ではフィナーレの民主の歌?パートを明らかに観客も歌っていました。
    そんな珍事が起きることなど他の作品では、まずありません。
    そのくらい、みな前のめりなで観ていると言うことです。
    それ故、おのずと演者を見る目も厳しく、出演者に求められるレベルも高くなっていると思います。

    2021年公演もどんな作品になるのか今から楽しみです。


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