#尾身茂
1100日間の葛藤
2020年にコロナが流行しだしたまさにその時に感染症の専門家としてど真ん中にいた尾身茂さんの2023年8月までの手記。
人類史上を見ても看過できないパンデミックに対して暗中模索の中、政治と市井の人々の間でまさに葛藤した足跡が記されている。
国を揺るがす問題に対しての対策は専門家の最善手だけでは受け入れられず、如何に政治家と国民、世論との折衷案であるかがありありとわかった。
分科会が解散するまでに総理も2回代わり大臣も代わり、気が付けば古参になっていた専門家会議。
国を襲った災厄に対して最後まで逃げず、投げ出さず、責任を持って提言していった尾身さんを中心とした分科会には本当に頭が下がる。尊敬する。
日本と言う国がどのように未曾有のパンデミックに対応したかがこの一冊でわかる。
#covid #コロナ
#尾身茂