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#店長やっていて良かった日

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    1. 炸裂望

      昨日の話。

      開店前からマスクを買いに並んで待っているお客さん(60歳くらいのおじさん)に「入荷してないのが分かっているなら、入口に書いとけ!10分も無駄に並んだじゃねーか!無いのが分かっているなら別の店に行けるんだからよ!」と、ご指摘と併せて、「おめぇ!なにニヤニヤしながら話を聞いてんだ!!」などの諸々の個人攻撃クレームも頂戴。

      最近、コロナウイルスによる不安感から、ピリピリしたお客さんが多い。
      先行きの見えない不安から、震災の時と似たような空気感が漂っている今日この頃です。


      対応が終わり、朝から疲れているとサー
      ビスカウンターから呼び出し。
      「またクレームかなぁ?」と思いながら向かうと、一人のおばあちゃんが待っており、「今年もまたお世話になります」と声をかけられました。

      当店では、東日本大震災の日に募金活動を行っています。
      このおばあちゃんは、ボランティアで毎回参加してくれている方です。
      例年、参加前にお電話をくれるのですが、今年は連絡がなく、近頃店でもお見かけしなかったので「今年は来れないのかなぁ?」と思っていました。

      「今年は連絡がなかったので、来られないかと思っておりました」と言うと、
      「実は膝を手術しまして、つい最近退院したばかりなんです。」
      確かに杖が傍らに置いてありました。
      「参加するかしないか、前日まで悩んだんです。主人に相談すれば止めておきなさいって言われるに決まっているし。だから主人には内緒で来ました(^ω^)」と、いたずらっ子のような微笑みを浮かべながら仰られました。

      胸が急激に熱くなっていきました。

      そして、おばあちゃんは続けて仰いました。
      「この足だから長い時間お手伝いは出来ないけれど、せっかく助かった命だから、出来る限りの恩返しをしていかないとね(^ω^)」

      涙が滲みました。
      さすがに売り場で泣くわけにはいかなかったので堪えました。
      おばあちゃんの想いに深く感動しました。
      僕もおばあちゃんのように年を重ねていけるよう、日々頑張ろうと誓いました。

      おばあちゃん、ありがとうございます。
      来年も是非お越しいただきたいです。
      早く足が良くなりますよう祈っております。

      #店長やっていて良かった日