ログイン
詳細
橋場日月
投稿画像

国立公文書館の特集記事が組まれているというので買って来た『東京人』。 家で開いてビックリ、巻頭のエッセイを乃木坂の山崎怜奈さんが書いているではないか。 読んでまたビックリ、この文章はきっと練りに練り倒したものに違いない。 初めの「戻りたい夜」と終わりの「たくさんの夜を越えたい」で自分の過去と未来の間にある無限の矛盾と葛藤を提示し、それを乗り越えるための言葉めぐり、声の採集の旅に日々臨むのだ、と密やかな「闘争宣言」をしてのけている。 山崎さんの筆力については『歴史のじかん』でも驚かされたが、このエッセイはさらにパンキッシュ。これをサラサラサラ、とあっという間に書き上げたのなら、それはもう「アマデウス」だ。 だから、練りに練ったものであって欲しい。 難吟苦吟、七転八倒で生み出されたものでないと、僕は違うジャンルとはいうもののもう文章など恥ずかしくて書けない。

前へ次へ
橋場日月のトーク
トーク情報
  • 橋場日月
    三上雅博三上雅博

    僕はてんあつさんが親父の過去の投稿をリトークしてくれるのを毎朝楽しみにしていました。それを見るのが朝のルーティンになっていました。

  • 橋場日月
    橋場日月


    リトークさせていただきます。

    てんあつさんのトークが、毎日本当に楽しみでした。またいつの日かあの血を吐く不如帰の様なお言葉に接することができますように。

  • 橋場日月
    橋場日月

    「年年歳歳花相似たり、歳歳年年人同じからず」(劉希夷「代悲白頭翁」)
    胸がキュッとなるね。

  • 橋場日月
    橋場日月

    DENONのサウンドバーを購入。この音は好みだ、クラシック放送が映える。
    デンオン良いね、50年前に我が家にあった「てんとう虫」以来のデンオン。意地でもデノンじゃなくてデ・ン・オ・ン(笑)。
    プロモーションは含みません。

  • 橋場日月
    橋場日月

    武蔵野は 月の入るべき 山もなし
    草より出でて 草にこそ入れ
    ー詠者不詳

    『続古今和歌集』源通方の「武蔵野は月の入るべき峯もなし尾花が末にかかる白雲」を踏まえた俗唱と思われるが、優雅さを捨て卑近に寄せた分より一層自分自身に重ねて想像できる。
    我が人生も草より出でて草に沈み行く。

  • 橋場日月
    橋場日月

    『BRUTUS』が坂本龍一特集と知って最寄りの書店に来たが、もう売り切れだった。遅かりし由良之助、任せたAmazon之助。