映画「怒り」を観ました。
豪華な俳優陣の素晴らしい演技、それぞれの役柄の感情がどんどん自分の心に入って来ます。胸が張り裂けそうでした。
洋平の哀しくも優しい父の背中、田代の暗い眼差し、愛子の慟哭、優馬の涙、泉の絶叫、森山未來さんの田中<怒り>の狂気は本当に怖かった。
別件で逮捕された元同僚の話「アイツは生き返ると思ってたんだよ。本当に生き返ると思ってたんだよ。」そこだけは、解らなかったです。<怒り>の狂気は瞬間的なもので、
我に返って後悔したり、生き返りを望んだりしたのかな?泉が遭遇した目を覆いたくなる光景を「ウケる」と記した田中と繋がりませんでした。
最後の愛子と田代が帰ってくるシーン、私には唯一の「救い」でした。あれが無かったら、鉛を飲み込んたような、ズシンと重い気持ちで映画館を出たでしょう。
愛する人、大切な人に突然湧いた疑念の影。
その影がどんどん大きくなって、自分の心に覆い被さる様がとてもリアルに迫って来ました。
前へ次へ