【君の名は。】 この映画に関しては今更言うまでもない感じもしますが、若い層をキュンとさせてウルッとさせる事だけに全精力を注いだんだなというのが全編を通して強く伝わってきました。 RADWIMPSの曲を使うタイミングで賛否が分かれているみたいですが、シーンの状況と歌詞がリンクしていたりこの映画において効果的なタイミングで流れていたと個人的には思います。 【この世界の片隅に】とは対照的に「ここ笑う所ですよ」「ここ泣く所ですよ」が凄く分かりやすく、観る側に丁寧に説明してくれます。 色々な映画の美味しい部分だけを濃縮還元したような作りのため所々に無理矢理感を感じる展開があります。 その分物語がテンポ良く進むので、観終わった頃には名場面ばかりという印象で大ヒットも納得といった感じです。 人物や風景の作画が綺麗で凄まじい作り込みなので、映画館の大きいスクリーンで観る事をお勧めする映画です。