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ヤスナガ

東京都議会選挙、最終予想~都民ファースト47、自民40、公明23、共産11、民進5、ネット1 東京都議会選挙が間近に迫ってきた。各政党の公認候補者もほぼ決まり、告示を前に最終予想の時期になってきた。全選挙区でのシュミレーションを行い、各党の予想獲得議席を出してみた。議席定数が5人以上の選挙区では、最後の1~2議席をめぐって激しい戦いが想定され、ちょっとした風によって獲得議席数が左右されることがある。 全体としては、都民ファーストの会がやはり強い。公認候補者数をかなり絞ったこともあり、立候補者のほとんどが当選する勢いだ。70名前後の立候補者の擁立の可能性も話題になったことがあるが、小池百合子知事は、公明党との連携を選択し、確実に候補者が当選する戦略をとった。特に1人区、2人区においては非常に有効な戦略である。都民ファーストの会は島部(1)を除くすべての選挙区で1~2議席を獲得すると予想している。都議会の最大会派になるのは間違いない状況だ。豊洲市場・築地市場の問題はあるが、世論もまっぷたつに分かれており、今後、この問題で票が大きく動くことはなさそうだ。 自民党も昨年の夏の段階では、大敗も予想されたが、やはり底力がある。それとともに、都民ファーストの会以外には、議席を伸ばす野党が見当たらないこともあり、相対的に競り勝って、40議席前後になりそうだ。都民ファーストの会が立候補者を絞ってきたことに助けられた部分もある。ただ、自民党には国政で逆風もある。安倍首相関連の森友学園問題、加計学園問題で守勢に追いやられているのに加えて、「共謀罪」法案の強行的な成立もマイナスになると考えられる。都民にとってはより身近なテーマは禁煙法案のゆくえだ。今国会での提出は見送られたものの、自民党は「骨抜き案」を検討していると報道されている。それに対して小池知事は都条例で厳しい対応を示唆している。非喫煙者の方が圧倒的に多くなっている状況では、禁煙支持の方が、票を得やすい構造になっている。40議席にわずかに届かない可能性がある。 公明党は立候補者全員の当選になりそうだ。不安視された選挙区もあったが、集中的な選挙運動(公式には政治活動)によって、取りこぼしなしの選挙になりそうだ。小池知事との連携もプラスである。 共産党は、民進党との議席争いになる。かなりは共産党が競り勝ちそうだが、都民ファーストの会が新たに相当数の議席を獲得するので、現有の17議席は減らしそうだ。とはいえ、10議席以上にはなりそうで、存在感はある。現在、11議席を予想しているが、1~2議席上乗せする可能性がある。 問題は民進党だ。2013年の都議選では、43議席から15議席に激減させ、大敗北の選挙となった。しかし、今回はさらに議席を減らしそうだ。私の予想ではわずかに5議席。共産党や自民党の2人目候補などと激しく争う形になっており、それに競り勝てばもう数議席は上乗せすることは可能だが、10議席に届くことはなさそうだ。惨敗になりそうで、国政選挙でなくても党首の責任が問われる可能性が高い。 https://news.yahoo.co.jp/byline/kodamakatsuya/20170615-00072135/

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