熊崎雅崇のトーク
トーク情報熊崎雅崇/オルニ(株)代表 ikutamaikutama 『死ぬ時に思い出し、微笑できる』自分の“命”そのものをそこに置いてきたような言葉。地獄に身を投げ、絶望に焼かれる中、振り絞った命が「栄光のバックホーム」には詰まっている。
見城さん、検索機能が使えない中でリトーク頂きまして、ありがとうございます。その細やかなお気遣いとエネルギーを想像し、心が震えます。すべては心次第と日々、気づかせてくれる奇跡のアプリ、755に感謝します。熊崎雅崇/オルニ(株)代表 見城徹見城徹 ↑ [栄光のバックホーム]全国公開まで後4日。
秋山監督と共に泣き、笑い、のたうち回って来た3年間ーー。
角川書店(現・KADOKAWA)を辞めて幻冬舎を創立した時、郷ひろみ[ダディ]の初版を50万部で出した時、創立3年で幻冬舎文庫を62冊でスタートした時、MBOで上場を廃止した時等々、様々な場面で僕にとっては大きな勝負をして来ましたが、今回ほど不安と恐怖に苛まされたことは無かった気がします。不安と恐怖を振り払う為に圧倒的努力をしたつもりです。眠れぬ夜を過ごしました。後4日で結果が出ます。やるべきことは全部やりました。もうやることはありません。
前進か?死か?後は天に祈るだけです。胸が張り裂けそうです。熊崎雅崇/オルニ(株)代表 見城徹見城徹 三島由紀夫自決直前。自衛隊市ヶ谷駐屯地バルコニーでの演説
「おまえら、聞けぇ! 静かにせい、静かにせい! 話を聞け! 男一匹が命をかけて諸君に訴えているんだぞ。いいか。いいか。
それがだ、今、日本人がだ、ここでもって立ち上がらねば、自衛隊が立ち上がらなきゃ、憲法改正ってものはないんだよ。諸君は永久にだね、ただアメリカの軍隊になってしまうんだぞ」
「俺は4年待ったんだ。自衛隊が立ち上がる日を。4年待ったんだ。最後の30分に、待っているんだよ。諸君は武士だろう。武士ならば自分を否定する憲法をどうして守るんだ。どうして自分を否定する憲法のために、自分らを否定する憲法にぺこぺこするんだ。これがある限り、諸君は永久に救われんのだぞ。
諸君は永久にだね、今の憲法は政治的謀略に、諸君が合憲だかのごとく装っているが、自衛隊は違憲なんだよ。自衛隊は違憲なんだ。きさまたちも違憲だ。憲法というものは、ついに自衛隊というものは、憲法を守る軍隊になったのだということに、どうして気がつかんのだ! 俺は諸君がそれを断つ日を、待ちに待ってたんだ。諸君はその中でも、ただ小さい根性ばっかりにまどわされて、本当に日本のためにたちあがるときはないんだ」熊崎雅崇/オルニ(株)代表 見城徹見城徹 1970年11月25日。毎年その日が来るとテレビの情報・報道番組は三島由紀夫の自決だけをクローズアップして三島由紀夫が自決した理由については殆ど言及しない。新聞も同様である。
三島由紀夫は日本国憲法の改正を訴えて自決したのだ。それを自らの死の大義名分としたのである。檄文を書き、演説をした。それくらいに大義名分にこだわったのだ。
美しい日本語で書かれた三島由紀夫の文学。それら全ての作品と自分の命を引き換えにしても、日本語で書かれた日本国憲法の欺瞞を許せないとしたのである。日本語とは思考し、書き記す自分の根源であり、日本国の歴史と伝統、文化そのものである。その象徴たる天皇陛下に万歳を叫んで、武士の様式で切腹する。
[豊饒の海]を書き上げ、生きる理由のなくなった三島由紀夫の死の理由としてこれ以上のものはなかった。後はどんな理由も取るに足らなかった。全ては用意周到に準備されたものだったのだと僕は思う。かくして神聖喜劇の幕は閉じられたのだ。三島由紀夫の自決から50年。
日本国憲法は未だに改正されていない。熊崎雅崇/オルニ(株)代表 見城徹見城徹 生まれたからには生きる理由が必要だが、実はそんなものはない。だから、生きていても死んでいても同じなのだ。たった一つの事実は今、生きている自分がいるということだ。それをどうやってアウフヘーベンするのか?生きるという営みはその葛藤との戦いなのだ。