乃木坂46 清宮レイが、4月18日より『ラヴィット!』(TBS系)のシーズンレギュラーとして番組に出演している。「日本でいちばん明るい朝番組」がキャッチコピーの『ラヴィット!』にピッタリの活躍を清宮は初回から見せてくれた。
『ラヴィット!』では坂道グループから多くのメンバーが「ラヴィット!ファミリー」として出演している。乃木坂46においては、昨年の10月~12月を樋口日奈、今年の1月~3月を久保史緒里が同じ月曜のシーズンレギュラーを繋ぎ、4月~6月までの期間で清宮はそのバトンを受け継ぐこととなる。
この3月で番組スタートから2年目に突入した『ラヴィット!』は、かつての『笑っていいとも!』(フジテレビ系)のように各曜日レギュラー陣との関係値が深くなってきている。言わば3カ月間限定の“転校生”のような存在のシーズンレギュラー枠を、MCの川島明(麒麟)をはじめとしたスタジオメンバーは温かく歓迎するが、3カ月という案外短い期間の中でどれだけの視聴者に「清宮レイ」を知ってもらえるかが勝負でもある。
ソロでのテレビレギュラーはこれが初めて。『ラヴィット!』視聴者だったこともあるのだろう。清宮の番組初回は緊張が色濃く見えたスタートとなった。ただ、それは冒頭だけの話。『乃木坂どこへ』、『ノギザカスキッツ』シリーズ(以上、日本テレビ系)で長い間共演してきた、“兄貴”であり“チェイサー”森田哲矢(さらば青春の光)の存在も手伝ってか、徐々に清宮の緊張は解けていった。
“ファニークイズ”こと大喜利回答にも果敢に挑戦。中でも共演者たちから好評だったのが、清宮の笑顔である。この日のオープニングテーマは「歯ごたえの良いもの」。森田の「ブロッコリーの素揚げ」にはあからさまにイマイチな表情だったが、川島の「うす葉かりんとう」には「美味しい!」と満面の笑みを浮かべる。さらには「ぼる塾の芸能界スイーツ部」で出された絶品クレープにも舌鼓を打つ。「こんな顔できる子やったんですね」(森田)、「アイドルなんだね、やっぱりね」(川島)、「その顔が見れてよかった」(ぼる塾・田辺智加)と食レポでのコメント以上に清宮の表情がその美味しさを伝える役割を担っていた。朝にぴったりの素直で明るいキャラクターは初回から十二分に伝わったはず。今後予定されているであろうVTRロケは、清宮のまだまだ底の知れないポジティブで天真爛漫な性格を大いに引き出すチャンスになるはずだ。
また、清宮の活躍はこの『ラヴィット!』だけでなく、4月16日には生配信のコメディ演劇『夢路空港』に出演。主演のジャルジャル、さらにはアイドルとして大先輩の前田敦子と共演を果たしている。舞台としては2021年6月より上演されていた『3年B組皆川先生~2.5時幻目~』以来の出演だ。乃木坂46としても、26枚目シングル『僕は僕を好きになる』以降は選抜メンバーとして定着。最新シングル曲「Actually…」では、幼少期にアメリカに住んでいた彼女の英語力が冒頭の歌詞へと活かされており、YouTubeチャンネル「乃木坂配信中」の英語企画はNHK Eテレ進出(なんなら『ラヴィット!』の企画で)待ったなしのコンテンツと言えよう。
今年2月に配信された『乃木坂46時間TV』での大活躍から、様々なフィールドに躍進し続けている清宮。この春、高校を卒業した彼女が本領を発揮し始めた。
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