鈴江信彦のトーク
トーク情報鈴江信彦 ジョージジョージ ↑新宿スワンの実写映画は山田孝之さんが演じましたが、ハマり役だったと思います。
ヒデヨシの心の痛みは2巻ではまだ見えません。
マヤヤはもう出てきましたか。
かわいいこでしたね。
2015年7月
とある場所で山田孝之さんを見つけたので、図々しくこの辺りの話を聞いた事がありました。
(僕は山田さんと初対面だし、関係はありません。この日二、三杯乾杯して話しただけです)
最初、関の役でオファーがあったらしく、ヒデヨシならやりたいと言ってヒデヨシ役になったと。
それは山田さんの英断だったと思います。
沢尻エリカちゃんもジャンキー風俗嬢アゲハを自ら演じたいと希望したと聞きます。
ただ、漫画の様な救い様のない残酷で辛いシーンを、沢尻エリカちゃんが演じる事を許されるわけがなく、もう一つ壁を越えて欲しかったと思いました。
(アゲハの最後のシーンです)
現実だろうが、755だろうが、周りの意見に惑わされる事なく、自分の目で見て人と接していきたいものですね。
タツヒコの様に。- 鈴江信彦
鈴江信彦 ↑山田孝之さんがヒデヨシ役を選んだ理由は読み進めていくうちに僕も理解出来ると嬉しいです。
様々な制約の中で救いようのない残酷で辛いシーンを映画で表現することはハードルが高いことなのだとは思いますが、ジョージさんの文面からこのシーンがその後のタツヒコの心情に大きな影響を与えたことが想像出来ます。
周りは「そんな危ない橋を渡ってまで頑張らなくていいよ」とか「あいつと付き合ってもロクなことはない」と親切心から色々と言ってくれますが、それを鵜呑みにしていては他人の人生でしかないわけで。
己の人生を生き切りたいなら己の足で歩き、己の頭で考え、己の心で感じたことを己の言葉で表現するしかないです。
タツヒコのように。 - 鈴江信彦
鈴江信彦 [新宿スワン]第3巻 和久井 健 著 講談社
自分がスカウトした女の電話番号をヒデヨシがパクった証拠を見つける為、潜入捜査を始めたタツヒコ。
そんなタツヒコの前に現れたアゲハとのやり取り、そして結末がこの上なく切ないです。
スカウトマンという仕事に誇りを持つタツヒコ。アゲハを普通の女の子として思い、『男の子が女の子を守るのは当然だろ?だからオレはキミに…あの店に戻ってほしくないんだ』と伝え、寮にも入れる優良風俗店を紹介するタツヒコ。
その後に紹介した優良風俗店の店長、そして先輩の真虎から『オマエ、“トバシ”てねーだろーなぁ?』と疑われ詰問されても、アゲハを一切疑わずむしろ“どーしたんだよ?アゲハ…ダメだなぁオレは…アイツのこと何もわかってなかったじゃんか!!"、"オレは何も知らねーのに店移しただけで助けた気になってた!! 本当はずっとつらい思いをしてたのかもしれないのに!!"と自分を責めるタツヒコ。
この第3巻を読んでタツヒコの言動に対してどのような感情を持つかによってその人間の本質・考え方が分かると思います。
“タツヒコのような男は苦手だ、嫌いだ”と思うヤツは駄目だ!とか言っているわけではありません。
僕は自分の息子にタツヒコのような男になってほしいなと強く思いましたし、そんな息子に相応しい父親になりたいな、と率直に思いました。
そう思うことが世間的に果たして良いことか悪いことかは今は分かりませんが、僕はタツヒコに強く惹かれています。