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吉田真悟

第20回 山田町 - ゆらっくす・荒神様・山田駅 -<山田マチの山だの街だの>山田マチ - 幻冬舎plus http://www.gentosha.jp/articles/-/10943 抜粋 『ふれあいセンター はぴね』 山田駅のロータリー横に、交流施設をかねた、新しい図書館があります。 ここ、町のこどもたちがアイデアを出し合ってつくっただけあって、リラックスムードあふれる図書館なんです。 まず、入り口で靴をぬぎます。 畳にねっころがってマンガが読めるコーナー、押入れっぽい秘密基地みたいな空間、お菓子やお弁当が持ち込める食事スペースがあり、ミニキッチンや電子レンジも。 大人用の図書室には、ひとりがけのソファがいくつもあり、電源付きでパソコン作業ができるデスクもあります。 私は毎日のように、ここでお仕事させてもらいました。はかどるはかどる。 山田のこどもたち、ナイスです。 この図書館には、私が書いている児童書「山田県立山田小学校」シリーズも、全巻置いていただいています。その本のモデルとなったのは、もちろん山田町。 日本の48番目の県「山田県」にある、山田湾、山田道路、山田病院、山田漁港、山田駅、山田交番、道の駅やまだ。これらは、ぜんぶ山田町に本当にあるもの。 山田県だけにあるものは、「山田大学」「山田城」「山田流忍者」「山田式土器」「ヤマダーランド」「イッツ・ア・ヤマダーワールド」など。 「山田商店街」はもともとなかったのですが、震災後に本当にできました。 山田県では、百葉箱に小さなおじさんが住んで用務員をしていたり、登下校時にカッパが川をパトロールしたりしています。 このようなお話を書いたのは、そもそも山田町がファンタジーっぽいせいです。 内陸からの交通手段がとぼしく、しばしば「陸の孤島」とも言われる山田町。 私がキャッチコピーをつけるならば、「遠いぞ! 山田」。 でも遠いぶん、海も山も空気もガラリと変わって、外国に来たような気分になります。私にとって、山田町は、リゾート地。 山田のリゾート自慢、次回もお付き合いください。

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