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前略 見城先生
トーク情報
  • 吉田真悟
    吉田真悟

    ↑鬼子母神緣起
    安産・子育の神様として広く信仰 の対象となっている鬼子母神である が、インドの王舎城(オウシャジョウ) の夜叉神の娘、訶梨帝母(カリテイ モ)とよばれた。
    嫁して多くの子供を産んだが、 暴虐この上なく、近隣の幼児をとって食べるので、人々から恐れられていた。釈迦如来は、カリテイモの千人 の子の内、末の子を隠してしまう。 嘆き悲しむ姿に「千人のうちの子を失うもかくの如し。いわんや人の一 子を食らうとき、その父母の嘆きやいかん」と戒めたところカリテイモ ははじめて今までの過ちを悟り、帰依する。この時、鬼(夜叉)の姿から 母親の姿に変わり、角がとれたこと から、雑司ヶ谷鬼子母神の「鬼」には 1画目の「ノ」のない「鬼」の字が用いられている。
    その後カリテイモは、幼児の代わりに人肉の味に似ているという「ざ くろ」を食べたといわれる。吉祥果 ともよばれる「ざくろ」の果実は、種 子が多く、子宝・安産・子育・子孫繁栄・豊穣に通じるとして鬼子母神の 象徴とされるようになった。