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吉田真悟

東日本大震災の時、家にあった写真やアルバムが全て流されてしまったが、たった一枚、祖母の写真だけが瓦礫の山から知人により見つけられ今、実家の仏壇に置かれている。 何百枚もの家族の写真を代表して家人の想いが辿り着いたものと思っている。 カメラマンという他人の人生を切り取り写真に固定する事を生業にする人達とその人達を映画にした秋山さんや、中井さん達。 残す刹那や限られた時間内への編集で自分を表現するという事では共通だと思う。被写体を単に撮るだけかもしれないが、そこに撮る側の想いが表現される。されてしまう。そういう厳しさ怖さや難しさを感じた。選ばなかった一瞬、切り捨てられた映像にも沢山のドラマが有るだろう。 この頃、モノクロやセピア色の写真を見るとホッとするんだよな、これって何んて言うんだろうか。昨日観た映画は感覚的にそれに近かった。 とりあえず自分は時々刻々、過ぎていく今を可能な限り記録しておこうと思う。今更だが

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前略 見城先生
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  • 吉田真悟
    鯖缶鯖缶
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    2022年7月8日
    ~安倍元総理が街中で演説中に銃撃される~

    日本国民は誰もがテレビを観て我が目を疑った。

    私は咄嗟にハワイにいるあの人が、こんな恐ろしいニュースを知る事がせめて1秒でも遅くなりますようにと願わずにいられなかった…。

    「暗殺」
    この本は記憶にまだ新しい日本を震撼させた元総理大臣が無職の一見何の設定も無さそうな男に撃たれた実際の事件をモチーフをしたサスペンス。
    政治家が、警察が、はたまた宗教団体が複雑に絡まり合った陰謀かつ陰謀に驚くばかりの展開です。
    私は読みながら何度もああ、そうだったのかと唸る。
    そしていやいや、これはフィクションなのだと何回も自分に言い聞かせなくてはならなくなるほど物語と現実の境界線があやふやになるほどのめり込んでしまった。
    最後はこの事件が冒頭の35年前の朝日新聞阪神支局襲来事件と繋がり、さらに意外すぎる展開に背筋にゾゾゾと凍りつく。膨大な取材をもとに描かれただけにリアルにしか思えないほど、妙に納得してしまう徹底的なディテール。
    これはもう完全なる問題作で傑作でしょう。
    これを書いた作者、世に出した出版社、ヤ・バ・イ。

    あの事件からもうすぐ2年。
    この本を読んで、改めてどうして安倍元総理が死なねばならなかったのかと思わずにいられない。
    黙祷を捧げます。

    [暗殺 柴田哲考作 ]読書記録

  • 吉田真悟
    望月輝子望月輝子
    投稿画像

    真面目に一気読みしたあと、
    現実世界なのか仮想世界なのか
    わからなくなってしまい、
    「この物語はフィクションである」のページを見開いて確認してしまいました。

    疑問が多く残る衝撃的な事件だっただけに、生々しさが蘇り心苦しくもなりました。
    赤報隊事件について調べてみたり、
    田布施という苗字に引っかかったり、
    読了後も調べること満載ですが、
    吉田さんのご感想のおまとめが、
    非常にわかりやすくて、
    これから一つひとつ解明し、
    深めていきたいと思います。

    「この物語は限りなくノンフィクションである」と私的にはそう感じざるを得ない気持ちになり、恐怖とやるせなさに複雑な感情の余韻が続いています。

  • 吉田真悟
    鯖缶鯖缶

    何度も「この物語はフィクションである」のページを確認する望月さんの気持ちにめっちゃ共感いたします〜〜〜ほんとそれ!!

    こんな体感をできる本なんてないですよね、凄い。

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