
前略 見城先生
トーク情報- 吉田真悟
吉田真悟 『映画 えんとつ町のプペル 〜約束の時計台〜』の脚本にまつわる裏話です。
本作において、主人公ルビッチが迷い込む「千年砦」は、現実世界に存在する場所ではなく、彼の意識の内側に構築された心象風景として描かれています。
つまり、「ルビッチ自身の記憶によって形づくられた世界」です。
なので、彼の記憶の中で比重の大きい要素ほど、この千年砦の構造や風景に強く反映されています。
そこに広がる景色は、単なる舞台設定ではなくて、ルビッチという人物の内面を可視化したものです。
さて。
ルビッチが暮らす『えんとつ町』は、つい一年前まで黒い煙に覆われ、住民たちは空の存在すら知りませんでした。
町を支配する側にとって、「外の世界」を認識されることは統治上きわめて不都合であり、その概念そのものを遮断するために、空を覆い隠していたわけです。
そうした統制の中で、彼ら(支配する側)にとって看過できなかったのが「12」という数でした。
月の満ち欠けはおよそ30日の周期で巡り、1年(365日)をこの周期で捉えると、約12回の満月が訪れる計算になります。
つまり、「1周を12で捉える」という発想は、天体の運行に基づくものです。
言い換えれば、「12」という数の背後には“空を観測する視点”が前提として存在しており、外の世界を知らないはずの人々にとっては、本来導き出し得ない概念でもあります。
このような背景から、支配する側は「12で1周する」という発想そのものを排除する必要に迫られました。
そこで彼らは、えんとつ町の時間体系を書き換え、時計を「8時間で一周する」構造へと再定義します。
その結果、町では「8」が最上部に配置された、従来とは異なるヘンテコな時計が用いられるようになりました。
しかし、一年前の革命(町を覆っていた煙が晴れた夜)をキッカケとして、人々の認識は大きく転換します。
外の世界との接続が回復されたことで時間の概念も再び見直され、現在では僕たちに馴染みのある「12時間制」の時計が用いられるようになりました。
ルビッチにとって、「時計のルールが変わる」という出来事は、単なる制度の変更ではなく、自身の世界認識が更新されるほどの強い体験でした。 - 吉田真悟
吉田真悟 🎬
現在、舞台挨拶で全国を巡っておりますが、各地では、こうした制作の背景や設定にまつわる裏話を、西野亮廣がマイク一本で約30分にわたりお話ししています。
ご興味のある方はぜひ足をお運びください。
【公開御礼全国舞台挨拶ツアー】
▼4月20日(月)神奈川
①横浜ブルク13 12:00〜の回 上映後舞台挨拶
tjoy.jp/yokohama_burg13
②T・ジョイ横浜 16:30〜の回 上映前舞台挨拶
tjoy.jp/t-joy_yokohama
③TOHOシネマズ川崎 19:00〜の回 上映前舞台挨拶hlo.tohotheater.jp/net/schedule/0…
▼4月22日(水)東京
①TOHOシネマズ錦糸町 12:00〜の回 上映後舞台挨拶hlo.tohotheater.jp/net/schedule/0…
②TOHOシネマズ日本橋 15:00〜の回 上映後舞台挨拶hlo.tohotheater.jp/net/schedule/0…
③TOHOシネマズ上野 19:00〜の回 上映前舞台挨拶
hlo.tohotheater.jp/net/schedule/0…
▼4月24日(金)千葉
①イオンシネマ幕張新都心 12:30〜の回 上映後舞台挨拶 aeoncinema.com/cinema/makuhar…
②TOHOシネマズららぽーと船橋 15:00〜の回 上映後舞台挨拶hlo.tohotheater.jp/net/schedule/0…
③TOHOシネマズ市川コルトンプラザ 19:00〜の回 上映前舞台挨拶hlo.tohotheater.jp/net/schedule/0…
▼4月30日(木)福岡
①T・ジョイ博多 12:30〜の回 上映後舞台挨拶
tjoy.jp/t-joy_hakata
②ユナイテッド・シネマ キャナルシティ13 16:00〜の回 上映前舞台挨拶 unitedcinemas.jp/canalcity/inde…
③TOHOシネマズららぽーと福岡 18:30〜の回 上映前舞台挨拶
hlo.tohotheater.jp/net/schedule/0…



