三上雅博のトーク
トーク情報三上雅博 見城徹見城徹 例えば300万年前から西暦1950年12月29日まで僕は存在しなかった。つまり膨大な[無]の中にいた。幸福も不幸も、歓喜も絶望も、楽観も悲観も、なーんにもなかった。果てしのない[無]の連続だった訳だ。生まれ落ちた1950年12月29日から僕の意識化された[人生]が始まる。死んでしまえば生まれる前に戻る。それから先は何もない。永遠の[無]の連続が続くだけだ。そのことを認識することも出来ない。人は生きている一瞬の時間だけ悩み、苦しみ、喜び、感動する。生きて今在るという事実は奇跡以外の何ものでもない。切なくて淋しいけれど僕たちはとんでもない奇跡の時間を生きている。それを認識し、受け入れる。今生きているそのことに感謝する。一瞬の自然の一部として、ジタバタしながら宇宙の意志に身を任す。起こったことは全て正しい。あなたの努力も怠慢もあなた自身の意識が決めたことなのだ。そういう宇宙の流れなのだ。大丈夫。死ぬまでは生きている。そのことを感謝しながら戦うか?戦わないか?自分の意志は宇宙の意志だ。
そう思って今日も生きる。三上雅博 見城徹見城徹 世界的に層の厚いミドル級にあって、村田は自分の限界をもよく解っていたと思います。
どうせやるなら、憧れ続けたゴロフキンとやる。自分の積み上げたハードワークを信じるしかない。自分は奇跡を起こしてみせる。そして、負けたら引退する。勝手な想像だけど、そんな気持ちだったような気がします。体は見事に仕上がっていたし、スピードもキレも最高でした。ボディブローも効いていた。3Rまでは「奇跡は起こるかも」と興奮したけど、その後は切なかった。ガードの隙を突いてゴロフキンが繰り出すパンチが連続して村田の顔面を的確に捉えていた。本当によく立っていたと思います。9R、右フックをテンプルに受けて、プロ初のダウン。立ち上がろうとした村田にセコンドからタオルが投げられて試合は決着した。
退場する直前、リングのコーナーポストにひざまずき、ロープに手をかけて村田は暫く泣いていました。僕にはそう見えました。感動のシーンでした。引退するために立ったリング。そのリングに敗者が別れを告げている。騒然とした会場でそこだけが切り取られたように静謐な空気が流れていました。祈りを捧げる敗者の凱旋。
村田諒太のその姿を僕は胸に焼き付けました。
村田諒太も僕も人生は続きます。僕はまだ、人生というリングで戦います。自分の積み上げた魂のハードワークを信じて。三上雅博 見城徹見城徹 チャンピオン
歌:アリス
作詞:谷村新司
作曲:谷村新司
つかみかけた熱い腕を
ふりほどいて 君は出てゆく
わずかに震える 白いガウンに
君の年老いた悲しみを見た
リングに向う長い廊下で
何故だか急に君は立止まり
ふりむきざまに俺にこぶしを見せて
寂しそうに笑った
やがてリングと拍手の渦が
一人の男をのみこんで行った
[you're King of Kings]
立ち上がれもう一度 その足で
立ち上がれ 命の炎を燃やせ
君はついに立ち上がった
血に染まった赤いマットに
わずかに開いた君の両目に
光る涙が何かを語った
獣のように挑戦者が
おそいかかる若い力で
やがて君は静かに倒れて落ちた
疲れて眠るように
わずかばかりの 意識の中で
君は何を考えたのか
[you're King of Kings]
立たないで もうそれで充分だ
おお神よ 彼を救いたまえ
ロッカールームのベンチで君は
切れたくちびるで そっとつぶやいた
[you're King of Kings]
帰れるんだ これでただの男に
帰れるんだ これで帰れるんだ
ライ ラ ライ ラ ライ・・・・・