K0183のトーク
トーク情報- K0183
K0183 見城さん、755の皆さま、こんばんは。
今日は本来、休みだった。
疲れていた。
昨夜は久しぶりにカーテンを閉め、かなり早い時間から眠った。
普段は閉めない。暗くすると眠りすぎる。
朝日で起きられるようにしておきたい。
十二時間、眠った。
夜中も起こされなかった。
深い眠りの底で、夢を見た。
師匠の夢だ。
見る夢は、いつも決まっている。
脳が頭蓋からはみ出してきて、千切れて、床に落ちる。
そこで目が覚める。
夢でよかったと、心底思う。
夢は過去ではない。
身体に残った現実だ。
床に落ちた脳の音で、今日が始まった。
夢の中の師匠は、何も言わなかった。
師匠と二人で、命を賭けて戦い続けた疾患がある。
日本中の誰もが手を出さない難症例。
あの夢は、いつも手術の直前に来る。
正直、誠実、善良、真心。
本日もよろしくお願い申し上げます。 - K0183
K0183 見城さん、755の皆さま、こんばんは。
夢から覚めて、洗濯をして、布団を干した。
少し遅い朝食に出かけようかと思っていた時、部下から緊急の電話が入った。
「脳出血の患者が搬送されてきて、脳ヘルニアを起こしかけています。緊急で開頭しないと救命できなさそうです。……ただ、少し様子がおかしいんです」
脳動静脈奇形。
師匠と命を賭けて戦い続けた、あの病名だった。
落ちる脳の音が、部下の声の奥で響いた。
師匠の夢を見て起きた朝。
その病名が、電話の向こうから戻ってきた。
できすぎた話だと思いながら、病院に向かった。
休日の病院は静かだった。
身体の奥だけが先に手術室へ向かっていた。
あの夢は、予兆ではなかった。
召集だった。
夢は終わっていない。
手術室で、待っていた。
正直、誠実、善良、真心。
本日もよろしくお願い申し上げます。