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三上雅博

親父には今季の「鮭児」を絶対食べてもらいたいので、次回来て頂く時にはこの命に変えても用意します。 漁は大体10月から11月いっぱいくらいまで。1万本に1本あれば奇跡と言われる未成熟の白鮭です。アラスカ源流あたりに母川回帰する白鮭が、日本の川に母川回帰する鮭の群れに巻き込まれて、若しくは飲み込まれて一緒に捕獲されるのが鮭児です。 だから限りなく数が少ないのです。 鮭児が幻と言われる所以です。 ちょうど成長過程で産卵目的の鮭に比べてかなり小さいまだ若い鮭なので、卵や白子に栄養が摂られていない為、大きくなるために餌を食べまくる時期なので、身には脂が乗り、味は深くなり、その姿は七色に輝いています。 今年も鮭児の季節がやってきた。 北海道で生まれ育って良かったと思える、僕が愛する魚です。 北海道では秋が近づくとヒグマも毎日海へ足へ運び、沖を眺め、鮭の群れがやってくるのを待ち望んでいる。

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三上雅博のトーク
トーク情報
  • 三上雅博
    見城徹見城徹

    静岡新聞の今日の夕刊。僕のコラム「窓辺」の4回目です。
    『川奈ホテル』(2019.1.28掲載)

    伊豆半島の川奈ホテル。26歳の時、原稿執筆のために石原慎太郎さんを缶詰にしたのが僕の最初の滞在だった。
    石原さんは昼はホテル付帯のゴルフ場でゴルフをし、夜は執筆に集中した。その時から僕はすっかり川奈ホテルの虜になった。風景、建物の佇まい、レストラン、全てが今まで僕の知っているホテルとは違っていて、新鮮だった。
    その直後に、芥川賞を受賞した村上龍と親しくなった僕は、連載小説を執筆をしてもらうという口実をつけて、年に3回ほど、川奈ホテルに滞在した。実は、村上龍は自宅で原稿は書き終えていたので2人でテニスに熱中した。
    当時は幻冬舎を42歳で創業し、ゴルフを始めるなどとは夢にも思っていなかったのでゴルフには目もくれず、1週間の滞在を毎日ぶっ倒れそうになるまでテニスのシングルマッチに明け暮れた。腕前は村上龍のほうが相当に上で、僕はワンセット2ゲームを取るのがやっとだった。夜はフレンチ、天ぷら、ステーキでワインと美食に酔いしれた。そんなことを約2年間続けたと思う。経費は全部会社持ち。行き帰りは村上龍の運転する愛車の白いVOLVOだった。
    何もかもを忘れて、ただ身体だけを動かし、酒に酔い、心地よい疲れと共に眠る。
    そんな贅沢な体験は後年、村上龍の名作『テニスボーイの憂鬱』として結実する。一つのことに熱狂したことで無駄になることなど何一つない。『テニスボーイの憂鬱』を読み返しながらあの川奈の日々を思い出す。

  • 三上雅博
    三上雅博


    おはようございます。
    2019年1月の親父の投稿のリトークです。

    静岡新聞夕刊[窓辺]に掲載された親父のコラム第4回『川奈ホテル』。
    「一つのことに熱狂した事で無駄になる事など何一つない。」この言葉に救われます。
    失敗しても成功しても敗北しても勝利しても、経験こそが自分を豊かにしてくれる。熱狂した経験は必ず己の糧となっている。

    僕が今のお店を始めたのも、奇しくも42歳の時でした。
    熱狂と極端こそが我が命。
    「やりすぎだ」っていつも言われる生き方です。この道を今日も今日とて狂うだけ。

    皆様、本日も宜しくお願い致します。

  • 三上雅博
    見城徹見城徹

    静岡新聞のコラムを7回目まで渡してある。静岡を絡めながら自分の人生を描きたいのだが、8回目以降をどうしようか考えあぐねている。多くの人に向けて書くという行為は自分を傷付け、人をも傷付けることでもある。ちゃんと書こうとするとそうなる。これ以上、踏み込んで書くかどうか?悩むなあ。

  • 三上雅博
    三上雅博

    恋に堕ちると言う事は地獄に堕ちると言う事だ。何人たりとも止められない。誰の言葉も届かない。ただ妄想の中で焦がれ行く。
    全てを投げ出しても、命をかけても、絶望しきって堕ちるだけ。想いは硝子の様に木っ端微塵に打ち砕かれる。
    地獄の底で初めて我に返るのだ。

  • 三上雅博
    三上雅博

    ↑親父、いつもリトーク有難う御座います。
    拙い文章に沢山の拍手を頂きまして恐縮致します。有難う御座います。

  • 三上雅博
    三上雅博
    投稿画像

    昨日は久しぶりにジムに行けました。
    僕の専属パーソナルトレーナーのヒロさんはいつも似顔絵付きでメニューを書いてくれます。

    そのヒロさんが最近変な髪型をしています。
    頭の前方部分、耳の裏あたりまでが坊主で、後方部分だけ伸ばしています。(伝わるか?)
    その髪型のムキムキなキン肉マンが、ランニングシャツを着て笑顔で歩いている姿を想像したら恐怖です。
    僕は優しく、やめた方が良いと言っています。

  • 三上雅博
    見城徹見城徹

    本日の静岡新聞夕刊の僕の連載コラム[窓辺]です。
    『755』(2019.2.4掲載)

    755というトーク・アプリがある。逮捕され、服役していた堀江貴文が出所して、親友のサイバーエージェント社長・藤田晋と作ったSNSだ。因みに、755は堀江の囚人番号である。2人に頼まれてスマホなど使ったことがなかった僕が、覚束ない手つきで始めてみた。
    2回の中断後、2016年2月10日から再開し丁度3年、ウォッチ数も600万近くになる。見知らぬ人たちからの質問に答えるのだが、その中に僕の熱狂的ファンだと言ってくれる「長太郎飯店」というユーザーに気づいた。トークに行くと美味しそうな中華料理の写真をたくさんアップしている。所在地が静岡市清水区だというのも心惹かれ、時間を捻出して高校の同級生を誘って行ってみた。水餃子、油淋鶏、里芋のスープ、ガーリック炒飯、茄子そば…。ごく普通の中華屋なのに出てくる1品1品がとんでもなく美味しい。今や豚まんは全国的に有名で韓国にも進出した。
    オーナー・シェフの石田雅也さんは物静かなナイス・ガイ。以後、755で僕を慕ってくれるユーザー達と何度も訪れている。
    755は不思議な仮想空間だ。見ず知らずの人たちとネット上で会話し、心が通い合えばリアルな世界でも親しくなって行く。長太郎飯店に出会わせてくれたのも755だ。朝のベッドの上。仕事から仕事へ向かう車の中。寝る前の書斎。かくして僕は、今日も無名だけれども懸命に生きている人たちに想いを馳せながら心を込めて文字を打ち込む。