暁のトーク
トーク情報- 暁
暁 魚ビジネス
この本に出会ったのは偶然だったが、読了したいま本当に出会えて良かった。
まるで水産の学問を抽出してまとめたような一冊。
日本人が昔から慣れ親しんでいる魚🐟
その魚を食べるにあたり寿司を筆頭に様々あるが、こんなにも食文化の歴史と魚産業の過去・現在・未来を話している話は初めて聞いた。
日本各地で獲れる魚の特徴や流通、販売、卸、そして我々の口に入るまで詳しく知ることができた。
魚をいかにして食べたら1番美味しいか、スーパーや居酒屋、小料理屋で提供される魚たちの事情や状況についてもよく理解できた。
魚ひとつでこれだけ造士が深く多岐にわたる楽しみ方、売り方、食べ方があるのだと分かることができて魚好きの私にとっては貴重な学びにもなった。
どうか日本の取り扱う、または流通してくる魚たちがこれからも発展していくことを願う。
#魚ビジネス #魚 #ながさき一生 - 暁
暁 もう明日が待っている
元放送作家の鈴木おさむさんによるSMAPの始めから終わりまでを感情の揺らぎを交えて描かれた本。
SMAPが誕生したときの芸能界はアイドルにとって簡単なものではなかった。
だがそんな芸能界を新しい挑戦で自分たちのフィールドにしていき、国民的スターにどのようになったのか、またメンバー5人それぞれの視点や考え、5人だからこそ紡げる物語がここまで詳しく書いてある内容に感動した。
最初6人だったSMAP。そこからメンバーの脱退や逮捕、結婚などを経てさまざまな試練を乗り越えながら20年続いたSMAP×SMAPという番組の終わりとSMAPの解散。
まさにSMAPと共に戦った鈴木おさむさんにしか書けない内容。ここまで決断や発表、様々なことの経緯を時系列で記した他に類を見ない傑作だと思う。
SMAPは学生時代から好きだったが、より好きになった。
今はそれぞれの道を歩いている5人のこれからも1人のファンとして見ていきたい。
#smap #鈴木おさむ - 暁
暁 なれのはて
この本に出会えたことを心底、良かったと思う。
最近ビジネス書ばかり読んでたが、久しぶりに読んだ小説がこの作品で幸せだ。
1枚の絵に端を発するミステリーだったが、時代背景や今の世の中の閉塞感、なんといっても「人」の内情に焦点を当てた描写の緻密な表現が織りなす物語は圧巻だった。
人の持つ思い、想いとはここまで人間を突き動かす理由であり因縁・執念にもなるのだなと感嘆した。
正義と悪とは表裏一体であり、紙一重であり、簡単に割り切れるものではないことが深く理解できた。
清濁併せ呑むとはまさにこの「なれのはて」を指す言葉だと感じた。
人の持つ情は深く、また人の生き方にセオリーなど無く社会的な身分や役職に問わず、貧富に問わず、身体的にも精神的にも自由であるべきだと学べた気がする。
本当にこの本に出会えて嬉しい。
#なれのはて #加藤シゲアキ #秋田 #原油 - 暁
暁 SHOE DOG 靴にすべてを。
1962年から1980年までのナイキを創った男、フィル・ナイトの自伝。
大学の陸上部を卒業後、日本のオニツカの靴をアメリカで売り歩いて会社(ブルーリボン)の地盤を築き、ビジネスのタイミングから1971年にナイキを生み出した。
この本はただのビジネス書ではなく、フィル・ナイトという人間が歩いてきた生き字引そのものだ。
会計士の資格を持ちながら新しくビジネスを展開して、苦境に次ぐ苦境を乗り越えてきた闘争の日々は心に強く深く響いた。
ランナーだからこそできる「靴」への情熱や最後まで諦めない精神、強靭な意思は見習うことが多かった。
またフィルは大金のためではなく、己の信条に従って今の成功を掴んだのだと思う場面がたくさんあり、胸を打った。
忘れられない素晴らしい一冊。