MiRAIのトーク
トーク情報- MiRAI
MiRAI ![投稿画像]()
横田慎太郎さんは、
(以下、ネタバレ含みます)
平田二軍監督から「頭を使ってプレイをしろ」と言われ、深く苦悩しますが、この言葉は辛辣で、重要で、相当な自己嫌悪を湧き上がらせたのだと思う。この、のたうつ気持ちに深く胸を打たれました。
あの明るい笑顔と、ズッシリと重い自己嫌悪。どうにもならないパラドックス。
一軍でほとんど結果を残せなかった慎太郎さんが、ここまで球団やファンに大切にされた理由を、このことに絡めて想像した。そして、そこに病苦が襲いかかる不条理も。
この映画は、複数回見ると、その都度違うところで泣けるのがわかります。
あとパンフレットがめちゃくちゃカッコイイ!感動しました。宝物になります。
ありがとうございました。 - MiRAI
MiRAI このコメント読んでるとまた泣ける。
【感動】岩崎優の登場曲に横田慎太郎の登場曲『栄光の架橋』が流れる… https://youtu.be/ZYXbvHJWZfI?si=mMu76nBsVCSC2qnN - MiRAI
MiRAI ![投稿画像]()
登山家を死に導くスイスの銀嶺、アイガー北壁。安全な経路も登山電車もあるのに、登山家はわざわざ死のルート「北壁」から山頂に挑む。引き返す理由はいくらでもあるはずなのに、雪崩の落ちる断崖絶壁にザイルを突き刺し、登山チームはてっぺんに登らんとする。この死の行為。この死線に向かう不合理をどう思うべきなのか。そしてその光景を、麓のロッジから、専門家、ギャラリー、愛する人が双眼鏡で見ているという。
横田慎太郎さんの姿と、アイガー北壁に挑む登山家が突きつけてくるものに想いを巡らせた。言ってみれば、たかだか野球だ。横田慎太郎さんは、何故そこまで狂ったのか。自己存在が消えていくからか。
「栄光のバックホーム」は、男がこの答えを自ら探し、相剋を見つめ、自ら自分の生き様を問う映画であると思う。
そう思うと、私は毎日が不安だな。不安だがザイルを突き刺し、山頂、すなわち栄光のバックホームを目指すしかないということか。
写真は石原慎太郎さんの小説「北壁」
(初版 昭和46年10月12日)





