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K0183のトーク
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  • K0183
    K0183

    見城さん、755の皆さま、こんにちは。

    先日、「潮目が変わった」と書いた。その話を、相棒とした。

    私が来るよりかなり前から、ずっとここに立ち続けている。私の方が年下なのに、組織上は私の部下ということになっている。すぐ調子に乗って突っ走る私に、いつも程よくブレーキをかけてくれる。地に足がついている。そしてとても優しい。怒ったことがあるのかと思う。私は年から年中怒りまくっているのに。

    「やれることをやるのと、無理してやるのは違う」
    穏やかに、けれど強く言ってくれた。
    壊れるかもしれない場所まで踏み込め、ということだ。

    いつも物静かで、決して怒らない相棒が、「まだ無理が足りない」と言ったような気がした。
    潮目が変わったと安堵し、走り方を緩めかけていなかったか。

    師匠は、最後まで無理をし続けた人だった。身体が限界を超えても、現場を離れなかった。普通なら、あんな生き方はしない。

    「自力でこじ開けた扉」と「他力で開いた扉」。けれど今日、気づかされた。

    扉が開いたことばかり語っていた。その横で、その扉が閉まらないように支え続けてくれていた相棒に、私は気づいていなかった。

    暴走しかけるたびに、怒鳴るのでも諫めるのでもなく、ただ黙って足元を指してくれた。ブレーキをかけてくれる人だと、ずっと思っていた。

    だが今日、ブレーキではなかった。
    ブレーキをかけるその静かな手が、誰よりも強く私の背を押している。

    正直、誠実、善良、真心。
    本日もよろしくお願い申し上げます。

  • K0183
    見城徹見城徹

    ↑ 幻夏舎から出すエッセイ集のタイトルは[敗者の凱旋]にしようと思います。
    後は社長の箕輪厚介が何と言うかです。

  • K0183
    K0183

    見城さん、755の皆さま、こんにちは。

    桜が咲いている。

    凱旋という言葉には、本来、歓声や拍手や光が似合う。けれど私が生きてきた現実には、そんな華やかな帰還はほとんどなかった。

    負けたと思う日。自分の未熟さを突きつけられた日。守れなかったものを思い知らされた日。眠れない夜の底で認めるしかなかった。

    本当に苦しいのは、負けたことそのものではなく、負けたあとも自分から逃げられないこと。

    でも、見城さんの「敗者の凱旋」という言葉を思うとき、その言葉に、息ができる。

    敗者とは、そこで終わった人のことではない。敗北を背負ったまま、もう一度戦場に戻る人のことなのだと。敗れたまま、それでも歩き続けること。誰の目にも映らない道を、旗も持たずに。

    傷が癒えたから戻るのではない。赦されたから戻るのでもない。みっともなさも、後悔も、自己嫌悪も、全部抱えたまま、それでも持ち場に帰ってくる。

    凱旋の道が、桜の下にあるとは限らない。

    敗者の凱旋は、誰にも気づかれずに、明け方の戦場で傷みを抱きしめたまま始まる。
    拍手はいらない。勲章もいらない。
    持ち場に戻る足音が、凱旋の行進曲だ。

    正直、誠実、善良、真心。
    本日もよろしくお願い申し上げます。

  • K0183
    K0183

    見城さん、755の皆さま、こんにちは。

    深夜、ハッとして目が覚めた。ベッドの上だった。いつ倒れ込んだのか、覚えていない。

    頭の横にスマートフォンがあった。着信はない。マナーモードも解除されていた。誰かの命が私を呼んでいる時に、連絡がつかなかったらと思うと、背筋が凍る。

    寝入る時でさえ、マナーモードを解除してから眠るのが、身体に染みついた習慣になっている。年に何回か、記憶が途切れたように眠ってしまう夜がある。完全に気を抜いて眠ることはできない。

    呼ばれれば行く。何があっても繋がる。そうやって生きることを、自分で選んだ。着信のない画面を見てホッとした時、張り詰めたまま生きているのだと、思った。

    眠りは休息のはずなのに、私にとっては、いちばん無防備な戦場になる。

    倒れ込んだ記憶はない。マナーモードを解除した記憶もない。それでも、解除されていた。眠りに落ちたはずの身体より、呼ばれるために起き続けている心のほうが、昨夜も眠っていなかった。

    正直、誠実、善良、真心。
    本日もよろしくお願い申し上げます。

  • K0183
    K0183

    見城さん、いつもあたたかいお心遣いに感謝申し上げております。
    755の皆さま、いつも支えていただいてありがとうございます。

    制約とは足枷だと思っていた。

    永く、夜中に目が覚める生活を続けてきた。
    いつからこうなったのか、もう覚えていない。

    自分で足枷を選んできた。
    呼ばれれば行く。何があっても繋がる。眠りの底でさえ、覚悟を解かない。

    年初めに「正しく在り続ける」と自分に誓約し、制約を課した。
    今、腑に落ちた。

    投げ出したい夜にも、憂鬱な朝にも、もう一歩だけ前に出られたのは、自分で背負った重さがあったからだ。

    足枷を選んだ日から、私は自由だった。

    翼は、自ら引き受けた重みから生える。

    今日も、軽やかには飛べない。

    正直、誠実、善良、真心。
    本日もよろしくお願い申し上げます。

  • K0183
    K0183

    見城さん、755の皆さま、おはようございます。

    誕生月が終わろうとしている。

    誕生日の夜は、仕事を終えて少し遅い時間に、一人で行きつけの鮨屋に向かった。特に何も伝えていなかったが、予約した席には小さなカードが一枚置かれ、親方がマグロの刺身で大きな薔薇を作って待っていてくれた。

    その日には、多くのメールや贈り物をいただいた。かつて付き合っていた何人かの女性からも連絡があったが、自分は相手の誕生日を忘れていた。

    震災の日、「少しでも人を支える側に、愛する側に変わる」と誓ったばかりだった。

    私は、誰かの愛情を吸い取って生きてきた吸血鬼だったのかもしれない。

    支える手に回ったつもりが、差し出された手の温もりでしか立てずにいる。

    正直、誠実、善良、真心。

    本日もよろしくお願い申し上げます。

  • K0183
    K0183

    見城さん、755の皆さま、おはようございます。

    四月一日。嘘をついていい日らしい。
    私は昔から嘘が下手だ。顔に出る。声に出る。不器用だと何度も言われてきた。

    それでも私は嘘をつく。

    もう助からない。わかっている。どれだけ尽くしても、届かない場所がある。

    私の手は神ではない。
    目を見て、「大丈夫です」と言う。
    届かない手を、届いているように伸ばす。
    私は毎日嘘をついている。

    桜が見える。
    あの花は、散ることを知っている。

    桜も私も、同じ嘘をついている。
    散ると知って、咲く。

    嘘ではない。祈りだ。

    正直、誠実、善良、真心。
    本日もよろしくお願い申し上げます。

  • K0183
    K0183

    見城さん、いつもあたたかいお心遣いありがとうございます。励みになります。精進します。K0183