[アンダードッグ]は製作のトップに藤田晋がクレジットされている。ABEMAと東映ビデオの2社が製作した映画なのだ。映画賞を総ナメした[百円の恋]から6年。監督・武正晴、脚本・足立紳を始めとする製作陣が結集して再び熱いボクシング映画を作り上げた。ボクサー役の森山未来、北村匠海、勝地涼が生きるしかないボクサーの心情を痛々しいまでに演じ切り、水川あさみ、瀧内公美らの女優たちが彼らの人生を鮮烈に彫り上げ、石崎ひゅーいが書き下ろした主題歌が腹に染みる。ボクシングに三者三様の理由を持った男たちが再起という名のリングに立つとき、飛び散るのは汗か、血か、涙か?ラストマッチの激闘が始まる。