見城徹のトーク
トーク情報見城徹 見城徹見城徹 それぞれがそれぞれの切ない事情で生きている。目立つ能力もなく、目立ちたいとも思わず、日々を誠実に生きている人々。昨日まで悲しかった、昨日まで嬉しかった、自分の運命を受け入れて黙々と僕の傍らを歩いている無数の影たちよ。その溜息。その息遣い。その歩み。その微笑。その悲鳴。僕の自己嫌悪を意にも介さず、彼らは痛々しいほど真っ直ぐに通り過ぎて行く。僕はあなた方と抱擁出来るだろうか?僕の戦い、僕の人生はあなた方と交錯出来るだろうか?僕のスピード、僕のサーカス、僕のパラドックス、僕の苛立ち、僕のジャンプ。僕の絶望。僕の歓喜。僕の孤立。僕の誠意。僕とあなた方は引き剥がされる。無力が全身を覆い泣きたくなるような朝。僕は破局の予感の暗い階段を昇り続けるしかない。
見城徹 吉田真悟吉田真悟 ![投稿画像]()
『海のシンバル』
久々原仁介著
“僕は、君にちゃんと傷付けられて、幸せだった”
下関のラブホテルで働く青年×毎週水曜に売春する女子高生
気送管を使った秘密の文通でふたりは、一生分の恋をした。
「小説家になろう」第1位(※)
「書籍化クラウドファンディング」431%達成
話題のウェブ発恋愛小説ついに書籍化!
(※)2025年12月 文芸(純文学)ランキング
”触れない。見れない。だからこそ、愛した。”
下関の海岸沿いに立つ“ファッションホテル”ピシナムで働く磯辺逢深は、そこで売春する少女・Rと、客室と受付を繋ぐ気送管を使って短い手紙のやり取りを始める。互いに惹かれる二人だったが、ある冬の日、Rは突然姿を消したーー。4年後、磯辺の元に「ピシナムの取材がしたい」とウェブライター・秋山千鶴が訪ねてくる。彼女との対話から、Rの失踪に秘められた残酷な真実が、ゆっくりと紐解かれていく。
(ファッションホテル:受付にホテルマンが24時間待機しているラブホテルの呼称)
不器用で痛々しい二人の恋に、きっとあなたも涙する。
著者について
1996年、山口県下関市生まれ、在住。梅光学院大学文学部人文学科文芸創作専攻卒業。詩人であった祖父の影響を受け、幼少期より詩や散文に親しむ。高校生の時に受講した講義で、芥川賞作家・村田喜代子氏に見出され、師事するために同大学へ進学、創作技法を学ぶ。2018年より代表作『海のシンバル』をウェブ小説投稿サイト「小説家になろう」で連載開始。2022年に同作の書籍化を目指したクラウドファンディングを実施し、目標金額を大きく上回る172万円(261名、達成率431%)の支援を集めた。X(旧Twitter)やnoteなどのSNS、「小説家になろう」「カクヨム」などのウェブ小説投稿サイト、文学フリマを中心に活動する。SNS総フォロワー数は約15000人。本作が商業出版デビュー作となる。見城徹 K0183K0183 見城さん、755の皆さま、こんにちは。
昨日、いっぱい泣いて、また立ち上がると書きました。
酷く心が疲れていますが、今日も変わらず戦場の一日です。こんな時に限って、憂鬱なことが山積みになっています。
その中で、唯一心が動いたものがありました。
久々原仁介さんの『海のシンバル』です。
「僕は、君にちゃんと傷付けられて、幸せだった」
この一文に、心を強く抱きしめられた気がしました。
傷つくことを引き受けた人間だけが言える言葉。傷つかずにはいられない恋こそ、本当の恋なのかもしれない。昔の記憶が蘇ってきました。
そして、気送管という限られた「管」の中でしか言葉を交わせない二人。だからこそ、一文字に想いを込める。届くかわからないからこそ、真心を尽くす。
著者の久々原さんは、師に出会い、鍛えられ、積み上げて商業出版に辿り着いた。その道のりは、まさに圧倒的努力の物語そのものだと思いました。
師との出会いが人生を変える。それは私自身が身をもって知っていることでもある。
まだ読んでいません。だからこそ、読む前の、この胸の震えを記しておこうと思いました。今の私の心に何か届くものがあるのかもしれない。
読んでみよう。
今日も、正直、誠実、善良、真心を尽くして。
今を生きる一人の横田慎太郎として。
本日もよろしくお願い申し上げます。





