削除されたユーザー魚屋の熊井です。「闘争宣言」を初めて読みました。業界の現状、自分たちの想いとこれからの戦い方をこれ以上ないほど簡潔で的確に。何もないところからの出発を「気持ちがよい」とまで言い切るいさぎよさ。遅れてこの文を読んだ者の特権である「『今の幻冬舎(の隆盛)』を知る未来人」として感じるブレの無さ。「史上最大の作戦」と「ゲリラ戦」を繰り返しながら拡大再生産を続ける力の源はこの文章にあったのだ、と感じました。
見城徹のトーク
トーク情報見城徹 見城徹見城徹 浜田省吾の[19のままさ]については拙著[編集者という病い](集英社文庫)で書いた。あの時のコンサートの光景は今も映画のシーンのように思い出すことが出来る。奇跡の夜だった。
ハワイで太陽が水平線に沈む海を見ながら部屋のラナイで白ワインを飲む。19歳の頃の初恋の彼女との時間が蘇る。同時にランボーの詩句を反芻する。自分は永遠の一瞬を生きている感覚に陶然とする。戦いの日々。戦士の休息。自己陶酔の極みの中で明日への手掛かりを探し求める。そんな一瞬があってもいい。
浜田省吾は僕と同じ12月29日生まれである。
また見付かつた、
何が、永遠が、
海と溶け合う太陽が。
ーーランボー[地獄の季節]小林秀雄・訳