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見城徹
早川誠
早川誠
今日、遅くなりましたが、文庫本の たった一人の熱狂を 読ませて頂きました。その中で、p.124 の「感想を伝えることに無頓着な人とは僕は付き合えない。」という、一文に頭をハンマーで殴られたような、衝撃をうけました。尊敬してますとか、憧れていますとか、思っているだけの状態ではいけない。「自分の気持ちを伝えることが、人間関係の最初の一歩」この文を見て、いても立っていられなくて、やじコメを書いた次第です

感想を言わない方がいかに多いことでしょう。感想を言うことは面倒です。苦しみます。しかし、だからこそ感想を言った相手の心を撃つのです。そこから、本当の人間関係が始まります。感想を言うのは皆さんが持っている小さなキラーカードです。僕は新米編集者の頃、五木寛之さんに作品が発表される度に、それがどんなに小さなエッセイでも感想の手紙を送り続けました。25通目にお会いすることが出来、直ぐに連載が始まりました。イランが舞台だったために、取材旅行もご一緒し、すっかり親しくなりました。その作品「燃える秋」は単行本になってベストセラーになり、東宝で映画化もされました。17年後、幻冬舎の名付け親にもなって頂き、「大河の一滴」は300万部の大ベストセラーになりました。全ては感想から始まったことです。感想は全ての人が持っている小さなキラーカードです。

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