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見城徹

[差別]という言葉を現実の具体的な差別というイメージで捉えないで下さい。差別というものは人間がある場所に生き、自然や建築物に染まり、時間に犯される存在である限り、何人も生まれ落ちた以上、決して避けては通れないものなのです。つまり、人は場所や自然、時間に必然的に差別され、自分の物語を紡ぐのです。だから[差別=物語=宿命]なのです。「差別を無くそう」とか「差別は良くない」というフラットな意味合いではないのです。全ての人間が差別の桎梏から逃れることは出来ない訳で、差別こそが人間の根源なのです。喜びと哀しみも、希望も絶望も、涙と笑いも、善と悪も、感動と葛藤までも全ては[差別=物語]と共にあります。私たちは差別という物語を生きて死ぬのです。差別のない世界は、のっぺらぼうで薄っぺらになります。場所と自然と時間がない世界など存在しません。あるからこそ人間の人生は苦悩と歓喜にスウィングするのです。 [無謀漫遊記]は受難の歴史(時間)を背負った川岸の場所に権力の象徴である徳川幕府の副将軍がやって来るという設定です。そこから露わになる必死にもがいて生きる小さな人々の泣き笑い。場所と自然と時間に蹂躙されてこそ人々は光り輝く。[無謀漫遊記]は「差別=物語」の根源を涙と笑いと感動のエンターテイメントに昇華した、この世あらざる舞台なのです。

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見城徹のトーク
トーク情報
  • 見城徹
    三上雅博三上雅博

    おはようございます。
    今日は晴れ。

    ずっとかっこいい死に様を探してる。
    それまでに残された時間は後どれくらいあるのか。

    今のままではただの犬死にだ。
    誇り高く死ねる様
    少しでも長く握れる様
    今日を大切に生きる。

    今際の際を想像し、その時の自分に必要ないものを今から削り取っていく。
    そう考えたらほとんど何も残らない。
    消えて無くなるまでこの魂を磨いて磨いて磨き続けて、純度100%の鮨人間になるんだ。

    今日も朝日が祝福してくれる。
    ただ鮨に狂おう。

  • 見城徹
    三上雅博三上雅博

    新しいものが手に入ったら何かを手放す事になり、何かを手放したら新しいものが手に入る。

    そんなもんだよ人生は。

    別れは出会い。出会いは別れ。
    苦しみは幸福に変わり、幸福は苦しみに変わる。全ては表裏一体。確かな矛盾。

    良い事も悪い事も同じだけあるなら全て楽しむしか無い。

  • 見城徹
    さくらさくら

    三上さんの言葉にいつも鋭い刃を感じます。そしてその刃は他人に向かず三上さん自身に自ら向けてるように感じます。
    三上さんの文章で「ハッ」とさせられます。

    三上さんの言葉、文章は「刹那」を感じさせます。
    三上さん自身に向いてる刃なのに知らず知らずにわたしが切られてる………。

    素晴らしい言葉たち。

  • 見城徹
    見城徹

    今日のランチとディナーは楽しみである。この2つの会食で今日一日を生きて行ける。その場凌ぎもたまにはいい。度重なる逆風の中を耐え忍ぶ。