ログイン
詳細
見城徹

[噂の眞相]に書かれたことは本当のこともあったし、デタラメなこともあった。正確に言えば、僕の場合は一つの記事の中に本当と嘘がいつも入り混じっていた。角川書店のサラリーマン時代、[噂の眞相]の記事のせいで何度か辞表も書いた。僕はサラリーマンとしては派手過ぎたんだと思う。臆面もなく言うが、僕は仕事で巨大な結果を出し続けていたし、長年の恋人はテレビに何本かのレギュラーを持つ有名人だった。書かれて何度も困ったが、憎いと思ったことは一度もない。本当でも嘘でも記事の視点にエスプリがあった。インテリジェンスがあった。人生対する独特の構えがあった。廃刊を聞いた時、がっかりした覚えがある。わざと真実をズラす手法はかえって真実の背後にあるものを鮮やかに照らし出した。それは書かれた者にしか解らない。[噂の眞相]はジャーナリズムというよりは強い信念に貫かれたゴシップ誌だったように思う。[噂の眞相]のような複雑な雑誌はもう二度と出て来ないだろう。

前へ次へ
見城徹のトーク
トーク情報
  • 見城徹
    見城徹

    おはようございます。11月29日。大阪で[mikami limited 50]を営む鮨職人・三上雅博がリトークしてくれた2019年11月の僕のトークです。↓

  • 見城徹
    見城徹見城徹

    想い通りに行かないから、恋。
    気持ちが引き裂かれるから、恋。
    全力を尽くしても報われないから、恋。

    憂鬱でなければ、仕事じゃない。
    苦しくなければ、努力じゃない。
    淋しくなければ、恋愛じゃない。

    2
  • 見城徹
    見城徹見城徹

    でも、圧倒的努力をする以外、僕らには方法がないじゃない。吉本隆明の詩の一節が胸に響く。

    胸のあひだからは 涙のかはりに
    バラ色の私鉄の切符が
    くちゃくちゃになってあらはれ
    ぼくらはぼくらに または少女に
    それを視せて とほくまで
    ゆくんだと告げるのである

    とほくまでゆくんだ ぼくらの好きな人々よ

           ーー吉本隆明[涙が涸れる]

  • 見城徹
    三上雅博三上雅博


    おはようございます。
    2019年11月の親父の投稿のリトークです。

    生きてたら辛くて苦しい。
    でも、圧倒的努力をする以外僕らには方法がない。それ以外でこの場面を切り抜ける方法を僕らは知らない。
    親父が「僕」ではなく「僕ら」と言ってくれるだけで、今日も立ち上がれる。

    本日も皆様、宜しくお願い致します。

  • 見城徹
    見城徹

    見城さんおはようございます。
    今朝も三上雅弘になってますよ、余計なお世話なら申し訳ありません。

    じょんれのんが入れてくれたメッセージ。

  • 見城徹
    見城徹

    ↑ 前日の文章をコピーするからこういうミスを繰り返すんだね。教えてくれて有難うございます。
    トーク内で書かないでダイレクト・メッセージにしてくれた優しさが胸に沁みます。

  • 見城徹
    見城徹

    ↑ 三上雅博さん、たびたび申し訳ありません。既に修正して再アップしてあります。