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見城徹

静岡新聞夕刊の僕の連載コラム[窓辺]第10回『社宅』(2019.3.11掲載) 静岡県清水市吉川450。小糸製作所静岡工場の社宅の住所である。 1950年12月29日、僕は見城正平、寿子の長男としてここで生まれた。以後、高校卒業までこの住所に暮らすことになる。 2007年、NHK BSの「わたしが子どもだったころ」の僕の回の撮影で、中学、高校と過ごした社宅のアパートを訪れたことがある。奇跡的にアパートが残っていて小糸製作所の好意で入室が許可されたのだ。我が家だった部屋の小さな佇まいに胸を打たれた。暮らしていた当時は何の不自由さも感じなかったが40年経ってみるとその慎ましさに涙が溢れた。あの頃は一生を清水で終えるものだと思っていた。 「9500万人のポピュラーリクエスト」という洋楽チャートのラジオ番組があった。3畳くらいの自分の部屋で必死にチューニングして聴いていた。プレスリー、ビートルズ、ベンチャーズ、ビーチボーイズ…。小遣いを貯めて清水銀座の「すみや」で彼らのレコードを買い求めた。 高校1年の6月にビートルズが来日した。八方、手を尽くしたがチケットは手に入らなかった。テレビが映し出すコンサートを全身を目と耳にして聴いていた。坂本龍一、松任谷由実、尾崎豊、浜田省吾、YOSHIKI、福山雅治…。僕が錚々たる日本のミュージシャンたちと互角に付き合えて来たのはあの頃のお陰だと思っている。 清水の小さな社宅でビートルズに夢中だった少年は、今、ほんのちょっと日本の音楽シーンに影響力を持っている。

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見城徹のトーク
トーク情報
  • 見城徹
    見城徹

    おはようございます。12月26日。大阪で[mikami limited 50]を営む鮨職人・三上雅博がリトークしてくれた2020年4月の僕のトークです。↓

  • 見城徹
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    ↑ 4月の会食は全てがキャンセルになりました。昨夜は名古屋で会食が入っていましたが、勿論延期。そこで何日か前にサエから来た昇進報告の手紙を思い出しました。そこには4月8日に桐本幸歩さんが[ビストロ白樺]で昇進祝いをしてくださると書いてあったのです。そこである考えが閃きました。早速、[ビストロ白樺]の月舘君に電話。僕のサプライズ登場とその日の貸し切りをお願いしました。勿論、僕の奢り。持って行くワインはラモネのモンラッシェ。17時半に店に着き、18時前に料理カウターの下に寝転びました。2人がカウンターに着席し、月舘君の合図で僕がヌーと立ち上がって2人の前に現れた訳です。2人の驚き様は期待通りでしてやったりでした。

  • 見城徹
    見城徹見城徹

    僕は総理大臣や官房長官とも食事をします。福山雅治や海老蔵とも食事をします。秋元康や小山薫堂とも食事をします。そして、755の皆さんとも食事をします。何故、食事をするのか?利害損得ではありません。食事をするキラーカードは食事をする相手の真心です。

  • 見城徹
    三上雅博三上雅博


    おはようございます。
    2020年4月の親父の投稿のリトークです。

    凄いサプライズ。親父の暖かさ、優しさ、思いやり、真心に感服致します。
    思っても、人はなかなか行動に移せない。
    圧倒的にやり切る親父に脱帽です。
    いつもその大きな背中を見させてもらって励みにさせてもらっております。
    近づけないにしても、せめて見えなくならない様に。

    本日も皆様、宜しくお願い致します。

  • 見城徹
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    投稿画像

    [AIロボティクス]の龍川(右)と[あんしんパートナーズ]の杉本弁護士が来社。

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    ↑ VUITTONのインナーがメチャクチャ気に入っています。暖かくなったらアウターで着ます。