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見城徹
りこ
りこ
則天去私、自分の欲を消せば、小さな利を得ようと画策する必要もなく、行動もシンプルで楽になります。ただこの楽さに甘んじて良いのか、やはり闘うべきではないか、と思うことがあります。 小さな利なんてどうでもよいのですが、汗をかき、利をとられてさえ、笑みを浮かべていてよいのか。 則天去私の捉え方が、違うでしょうか。

「則天去私」と「戦い」は矛盾しません。「私」を滅しても天に則って戦わねばならないことは沢山あります。「去私」とはつまらぬ小さな「自我」を消すことです。自己承認欲求を消すことです。「則天去私」は「勝者には何もやるな」という心境と似ているかも知れません。 そういう戦いをしたいです。 夏目漱石の「則天去私」と僕の「則天去私」とはちょっと違いますね。

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