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見城徹

一雫ライオン・著[二人の嘘]を読んでいる。もう、終わりが近い。園長と礼子の喫茶店での会話のシーン。しばらく声を上げて泣きながら読み続けた。切なくて、暗い。この長い小説はどこまでも切なくて、暗いが、生きる姿勢において凜とした大事なものが一本通っている。人生はきっと誰でも切なくて、暗い。しかし、その中にも救いはある。一条の光は射す。後100ページとちょっと。どうしようもなく先を読みたいが、涙を拭って分厚い本を閉じる。

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