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見城徹

僕が最初に衝撃を受けた読書体験は高校1年の時に読んだ夏目漱石の[こころ]だった。 時々、こう考える。 若い時に[こころ]を読んだ人と読まなかった人との間には決定的な距離がある。どちらがいいとか悪いとか言う話ではない。違う人種だと言いたいのだ。僕の自己否定や自己嫌悪は夏目漱石の[こころ]を読んでから始まったのだと思う。 71歳まで来てしまった。[こころ]を読まなかった僕の人生は想像出来ない。本は時に劇薬だ。

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