見城徹見城徹2023年06月09日 07:39還暦を過ぎた頃から「死」へのカウントダウンを強く意識している。還暦から12年と半分近くが過ぎてしまった。記憶力の低下や体の様々な不調。老化は容赦なく襲って来る。それでも仕事をし、体を鍛え、愛しい人を想う。死ぬために生きる。 今朝も切ない。今朝も一人だ。
見城徹8時間前見城徹見城徹窓を開けると風が冷んやりとして気持ちがいい。木々が光を浴びて葉を揺らしている。遥か向こうには青い山々が聳え、空は高く澄んでいる。北国の夏。晴れた日には永遠が見える。宇宙の時は悠久として流れ、止むことはない。僕は宇宙の一部として今この一瞬にここに在る。朽ちて果てるのは万物の定め。永遠の中の一瞬。ここに在ることの奇跡を想う。人生は一夜の夢。100年後から見たら今の僕の悩みなど何ほどでもない。だから、振り切る。だから、この一瞬を狂って生きる。 3031277