見城徹見城徹2024年01月07日 10:58報われない想いがある。普段は忘れているが、ふと思い出してはやり切れなさに唇を噛む。多分、生きている内に報われることはないだろう。誰も悪くない。自分の想いが強過ぎるだけだ。関わらなければ良かったのだが、僕が僕である理由のためにも関わらずにはおれなかったのだ。自分のエゴイズムの産物だと解ってはいても、そんな報われない(と勝手に決める)想いを人は幾つも残して生涯を閉じるのだろう。泣けて来る。
見城徹6時間前三上雅博三上雅博闇の中、目の前のまな板だけを淡く照らす。暗闇と静寂に包まれたい。ただ無音にしたくても冷蔵庫などの機械音がそれを邪魔する。でもこの削ぎ落とされた坂本龍一の音楽は邪魔な音だけを綺麗に消してくれる。まるでここは自分だけの世界。自分と向き合い対話する時間にもなっている。その世界に入り込みすぎて正気を失い、戻って来れなくなる時がある。1121