僕には忘れられない情景がある。
視界に広がるのは海と空のグラデーション。
海の向こうには富士山が見える。流れる雲と打ち寄せる波の音。頬を撫でる優しい風。太陽は凛々と輝いている。
その光景を見る親父の背中は眩しいくらい発光している。言葉はいらない。漢は背中で語るのだ。その後姿に見惚れる僕。まるで絵画の様だった。
僕には写真の様に深く心に焼きついた思い出の情景がある。親父の美しく切ないその偉大すぎる後姿が、いつも僕を鼓舞してくれる。
自分がこんなにも誰かを尊敬するなんて思ってもみなかった。
親父に出会えた僕はただただ幸せです。感謝が溢れます。
親父、いつも有難う御座います。