見城徹のトーク
トーク情報- 見城徹
見城徹 中日は今季2度目の連勝を飾った。首位ヤクルト相手に今季初のカード勝ち越し、借金も「11」まで減らした。2回にプロ11年目板山祐太郎内野手(32)が、満塁のチャンスでヤクルト小川からキャリア初となる満塁本塁打を放ち、先制した。先発の大野雄大投手(37)は、7回無失点の好投で今季2勝目。危なげない投球でゼロを並べ、救援陣もリードを守り抜いた。
【写真】横田さんとハイタッチする阪神時代の板山祐太郎
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板山は今季から登場曲をSuperflyの「On Your Side」に変えた。23年7月に脳腫瘍(しゅよう)のため28歳で亡くなった、横田慎太郎さんが16年に登場曲として使用していた曲だ。
板山にとって、阪神時代の元チームメート横田さんは特別な存在。阪神でともに過ごし、19年9月26日の横田さんの引退試合(鳴尾浜)では、「4番二塁」でフル出場。2学年下の後輩と、かけがえのない時間を過ごしてきた。
昨年のオフシーズンに公開された、横田さんの生涯を描いた映画「栄光のバックホーム」を映画館で見た。「開始5分くらいで涙が止まらなかったですよ」。スクリーンに映し出された横田さんの人生を見つめながら、胸に込み上げるものがあった。「やっぱり野球でね、結果が出なくても。出なかったらしんどいですけど、野球ができること自体が本当に幸せなこと」。この思いを忘れたくなかったからこそ、今年から登場曲に「On Your Side」を選んだ。「横田の思いを背負ってって言ったらおおげさかもしれないですけど、横田の分も頑張りたいっていう個人的な思いがあるのであの曲にしました」と、まっすぐなまなざしで語った。
この日、板山の一振りが、チームを今季初のカード勝ち越しへ導いた。鮮やかなグランドスラム。その打球を、きっと横田さんもどこかで喜びながら見つめていたはずだ。【佐瀬百合子】





