ログイン
詳細
見城徹

先週の木曜日と金曜日でNetflixオリジナル映画・藤井道人監督[パレード]を観た。藤井道人監督の作品は殆ど観ているが、金曜日に藤田晋のはからいで藤井道人監督と会食することになっていたため最新作の[パレード]を観ておきたかったのだ。キャストは藤井組とスターサンズのオールスターが出演し、総合芸術デザイナー藤井道人監督の映画への偏愛が貫かれ、死者と生者の交錯が見事な構成で描かれる。タイトルが何故[パレード]なのか?何故リリー・フランキー演じるマイケルに捧げられたメモリアル映画なのか?2022年6月に急逝したスターサンズの創立者・河村光庸プロデューサーへのリスペクトが全編を支えている。大学時代の一期先輩である河村光庸との奇妙に捩れ合っている運命のような関係を有する僕としては個人的にも胸に響くものがあった。 人は失われた時を求めるように生きながら、未練を残してこの世を去る。河村・マイケル・光庸の思い出と未練とは何だったのか?河村が最後に行き着いた映画とは人生そのものだと強く思う。 河村と強力なタッグを組み続けた藤井道人監督にしか成し得ない映画が、今、目の前に在る。

前へ次へ
見城徹のトーク
トーク情報
  • 見城徹
    見城徹

    2026年7月19日。
    大阪で[mikami limited 50]を営む鮨職人・三上雅博がリトークしてくれた2024年1月の僕のトークです。↓

  • 見城徹
    見城徹見城徹

    サイモンとガーファンクルの「サウンド・オブ・サイレンス」を久々に聴いている。静岡県清水市の高校時代、文化放送の[9500万人のポピュラー・リクエスト]が楽しみだった。エルビス・プレスリー、ビートルズ、クリフ・リチャード、ビーチボーイズ、ベンチャーズ、全部この番組で聴いていた。「サウンド・オブ・サイレンス」は1967年に公開されたアメリカ映画「卒業」のラストに使われて一気に大ヒットとなった。小糸製作所静岡工場の小さな社宅。今から思うと何もかもが切ない。小さな世界で精一杯に生きていたあの頃の自分を抱きしめてやりたくなる。映画「卒業」に涙したあの頃。56年の月日が流れて僕はまだ生きている。沈黙という音。生まれる。生きる。歳を取る。本当は沈黙だけを抱えて人は土に帰る。生きて死んだ人の数だけ沈黙は響き合っている。
    最初からゼロ。生きたのは錯覚かも知れない。
    何もなかったのだ。サウンド・オブ・サイレンス‼️

  • 見城徹
    三上雅博三上雅博

    本日は親父の過去の投稿より、2024年1月の投稿をリトークさせて頂きました。

    親父の文章を読みながら、心の中で「サウンド・オブ・サイレンス」が流れます。

    小樽の山間の長屋で生まれ育ち、随分と遠くまで来てしまった。何もなかったあの頃。小さな世界で足掻いた日々。切なさを胸に今日も往く。いつか死がすべてを無に帰す。ただ、その日まで。