見城徹見城徹2024年11月11日 08:21明日は[スポーツ報知]で「報知映画賞」ノミネート発表と同時に午後からは選考会。映画、映画、映画の日々がひとまず終わる。試写や劇場で観られるのは僕の場合、年に30本以内。後は10月ぐらいから報知映画賞事務局が届けてくれるサンプルDVDで観ることになる。10月はテレビ朝日全国系列局番組審議委員会があり、僕はテレビ朝日番審委員長として司会・進行を担当する。その準備が大変だ。同時にテレビ朝日系列局の優れたドキュメンタリー番組をその場で表彰する「プログレス賞」を選考しなければならない。つまり、10月は過ごし易い美しい季節の筈だが、僕にとっては毎年地獄の季節でもあるのだ。しかし、これらがあることによって、僕は作品から新しい刺激を浴びる。だから、やめられない。毎年11月の中旬に報知映画賞の選考会が終わると1年が終わった気持になる。後は年末の報知映画賞授賞式を待つだけだ。こんな風に1年は過ぎて行く。12月29日で74歳になる。信じられない。74歳なんて想像もしなかった。来年はどうなるだろう?MLBに熱狂し、映画鑑賞の日々を怒涛のように過ごし、毎月の月次決算に一喜一憂する。戦いのリングは降りない。リングに崩れ落ちて、遠のく意識の中で微笑する。その日はいつ訪れるのか?その日まで息も絶え絶えに進む。来年の今日も一瞬のようにやって来る筈だ。そう。人は死ぬために生きている。その日のために今日を生きる。
見城徹見城徹5時間前↑ タイトルを何故、[かくしごと]にしたのかの監督の言葉を読んだが、原作通り[嘘]の方が全然良かった。人は皆んな少なからず「嘘」をついて生きている。その「嘘」こそが人間の真実を明らかにする。「嘘」こそが人間の前提だ。そういう作品なのだ。タイトルを[かくしごと]にして表面を隠しても意味がないと僕は思うのだが……。これだけ凄い映画を作った監督が何でタイトルを変えたのか?この映画全編を貫いているのは切なくて哀しい人間の「嘘」だ。「かくしごと」では全くない。「嘘」なんだけどなあ。それで内容がバレるなんてことは全く無い。247
見城徹見城徹5時間前つかざるを得ないようにしてついた嘘。その哀しい嘘がその人の人生を照らし出す。嘘こそがその人間の真実を語っているのだ。この映画のタイトルは[嘘]だ。[かくしごと]では軽くなってしまう。完璧なこの映画にたった一つ瑕疵があるとしたら、それはタイトルだ。136
見城徹2時間前三上雅博三上雅博絶望的なハードルが怒涛の様に押し寄せる。振り返っても地獄。前を見ても地獄。そんな時、親父の言葉で僕は奮起し無数の敵のど真ん中へ飛び込んでいける。今日は親父の言葉に感動と感謝で涙が止まりません。親父、いつも有難う御座います。今後とも驕ることなく精進して参ります。「行く道は精進にして忍びて終わり悔いなし」 ーーー酒井雄哉大阿闍梨の言葉。199