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修治
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昨夜は仕事後に、家の近所の居酒屋で飲んだ。寒かったけど、いつも頼む熱燗🍶は頼まずに、ビールとレモンサワーばかり頼んだ。 ここでは毎回、博多鉄板焼肉を頼む。調理も簡単だし、スキレットあれば良いから自分の店でコレ出しても良いな。中上健次の『十九歳の地図』をパラパラと読みながら飲んだ。 中上の『十九歳の地図』は正直言って、自分は一度たりとも、おもしろいと思った事は無い。ただ物語の背景や表現とか、会話の生々しさがリアルで(自分も作者と同じ境遇の出身だから)そこに惹かれていたけれど、何度も読んでいるので、ちょっと最近飽きてきたw 『十九歳の地図』の〝かさぶただらけのマリヤさま〟のモデルは作家の小林美代子だった…というのは、つい2、3年前に知った。中上は知合いというか、作家仲間をモデルにして作品に登場させて、小林に激怒されたらしい。そういうところは島崎藤村みたいだな…と自分は思った。 以前、友人に〝『十九歳の地図』をつまらないと言いながら、なんでそんなに何度も読んでるの?〟と聞かれた事がある。 もうそれは・・作家の勝ちって事ですよ(苦笑)...とだけ答えた。そうとしか言いようがない。 紀州三部作は素晴らしい完成度で、自分も好き。三部作の数年後に書いた『千年の愉楽』など、力みというか張りつめたモノも消えたのか、昇華したのか...人間観察の鋭さの中に描かれるユーモアも加わって、特に好きな作品だ。 自分は色々と読んだ上で…ウィリアム・フォークナーを超える作家って、そうそういないんだなぁ〜と思う。中上健次もフォークナーが好きだった様だ。 自分の中では中上健次<室生犀星<<…<スタインベック<テネシー・ウィリアムズ<フォークナーというランキング。コレはあくまで自分の好みの順位。 つまり自分はアメリカ文学が好きなのかな?ユダヤ系アメリカ人作家の作品も好きなのが多いし。

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修治のトーク
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  • 修治
    修治
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    キッチンは同時に3つくらい火🔥を使ってる事も多いので、喉が渇く。そんな時に飲むスプライトや三ツ矢サイダーは最高⭐️

  • 修治
    修治

    今月に2号店の出店。人生どんな縁があるか全く予測がつかないものだなぁ・・・
    戦争終われば、ロシア🇷🇺との貿易の仕事も再開。さらに現状でも、以前より扱う商品と取引先の国が増えている。
    こうなると人を使わざるを得ないな(苦笑)

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  • 修治
    修治
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    知っている方もいるかもしれないが、自分の趣味のひとつに将棋がある。
    以前こちらのSNSにも、作家の団鬼六先生とゴールデン街の飲み屋や新宿将棋センターで対局した事を書いたのを憶えている方もいるだろう。
    そんなわけで自分の将棋関連の友人の中に、将棋の駒を作っている人が…駒師というのだが、そういう職業の方がいて、その友人から昨日おもしろい話しを聞いた。
    聞いた途端に自分のツボに入り、思わず噴き出してしまったのだが、その内容というのがこうである。

    自分がその友人に…
    『昔の将棋の町道場には指しながら浪曲をうなったり、変なダジャレを言いながら指してるオッサン連中がいっぱいいたよね』と言ったら
    その駒師の友人が…
    『自分が行ってた道場には、自分の王様が相手に攻められてる時に、元指名手配犯の福田和子受刑者の肉声の〝捕まるの楽しみにしてるんでしょ。そんなドジはしない。危ない危ない〟とモノマネしながら攻めを交わしてる人がいたよ』と言ったのは、聞いた瞬間に爆笑もんだった😂
    そういうセンスのある戯言なら、対局中に相手に言われても良いな…なんて思ったw

  • 修治
    修治
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    講談社から中上健次の『異族』が販売された。ただ、文庫本にも関わらず定価は税込3850円😅
    う〜ん…今まで中上の作品は河出書房からのモノを数冊買っていたが、文庫でこの値段は買うのを躊躇させられる(苦笑)

    でもこれ…仮に【フォークナーの数十年ぶりの再販】の作品なら、自分は躊躇なく買っちゃうんだよな、この値段でも。

    ちなみに755で、誰かこの『異族』について書いてる人いるかな?と思って検索してみたけど...やっぱりいなかった。
    まぁなんか残念というか何というべきか...

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