見城徹のトーク
トーク情報見城徹 見城徹見城徹 ↑ 高校2年のとき、僕も日本史の授業をボイコットしたことがある。退学になってもいい。そう思った。
「僕はこの授業をボイコットします」
そう教師に言って教室を出る時、覚悟を決めた。無人だった理科室に入って読書をしていたらクラスメイトが呼びに来た。そこからの経緯は長くなるので改めてまた書く。
大学に受かって職員室に行ったら、その教師に声を掛けられた。
「おめでとう。あの時、君は凄い奴だと思ったよ」
「いや、違います」と言いかけて僕は言葉を呑んだ。
「間違っていると思ったことを指摘する以上、ああするしかなかったんです。だからリスクを取っただけです」というようなことを言いたかったのだが、言わなかった。僕の個体の掟を理解してもらおうと欲するのは傲慢だと思ったからだ。
世間や学校のルールや価値観で生きたくない。
さくらやumiの言葉から湧き上がるのはそういうことだと思う。