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見城徹

僕は1年半の間、森喜朗さんと月に一度のペースで2時間ぐらいお会いして来た。森さんに無理にお願いして毎回お話を伺ったのだ。そのお話しは学ぶべき示唆に富み、ユーモアたっぷり、自己嫌悪も少々滲んで僕としては幸福この上ない時間だった。だから、僕は森喜朗さんが無償で今の立場を引き受け、私財まで投じて東京五輪にどれくらい献身的に尽くして来たかをつぶさに知っている。そのさ中、肺癌とも戦っていたのだ。僕にとって森喜朗さんは途方もなくチャーミング、懐が深くて、人間味溢れる方だった。7年もの間、無私の精神で東京五輪に尽力して来た方が今、批判の矢面に立たされている。深い意味で言ったことではないことはよく解る。病体に鞭打って国家を挙げての世界的、歴史的なイベントの舵取りを責任を持って遂行する以上、遅滞なく進めるには「これはちょっと困る」と思った案件は幾つかはあっただろう。その愚痴が身内の会でつい出てしまった。そんなことではないだろうか?ともあれ、発言した内容は許されるべきものではない。しかし、ここまで頑張って来た人が袋叩きにあっているのを見るのはいかにも切ない。 東京五輪は中止すべきだと僕は思っている。こういうことに時間やエネルギーを費やすより、東京五輪に関して、一刻も早く本当の国益を考える時だと僕は思う。

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見城徹のトーク
トーク情報
  • 見城徹
    見城徹
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    三上の僕に対する鮨はマグロに始まりマグロに終わる。美しくて清潔でヘルシー。ツマミも入れて全部で16品。変化球は投げない。全品、切れ味鋭い直球勝負。全身の細胞に三上の命懸けの真心が染み渡る。17品目の柑橘系のデザートが三上の鮨の最後のピースとなって酸に彩られた一枚の芸術品が完成する。

  • 見城徹
    見城徹

    ↑ 1987年ぐらいから7年間、斉藤由貴とはよく会った。ストイックで静謐さを湛えた情熱。丸ごと人を信じるひたむきさ。だから、一旦、人を好きになると命懸けで、僕が紹介した尾崎豊との恋はドラマチックに始まり、ドラマチックに幕を閉じた。奔放さとそれを制するストイシズム。そのせめぎ合いこそが斉藤由貴を美しく彩っていた。激しく動いているものは静止して見える。同じ宗教を信仰する男性とお見合いで結婚したのも彼女らしい潔い決断だと僕は思っていた。それから30年以上斉藤由貴とは会っていない。彼女の出演する作品も恋の行方もいつも気になっていた。そうか、遂に離婚したのか。斉藤由貴という人生。彼女の葛藤と佇まいを抱きしめたい気持ちだ。

  • 見城徹
    三上雅博三上雅博

    親父、昨日はご来店頂きまして有難う御座いました。

    去年の11月、やま幸40周年パーティで親父と出会い、初めてお店に来て頂いてからまだ一年も経っていないと言う衝撃の事実に驚愕しています。

    親父との出会いはまさに運命だったのだと思っています。
    僕は親父の言葉に救われ、歪な心が浄化していく様な感覚になりました。
    親父に色んな経験をさせて頂きました。色んな事を教えて頂きました。そして沢山の大切なものを頂きました。
    親父と出会えた奇跡に感謝致しております。

    「行く道は精進にして忍びて終わり悔いなし」
    鮨しかできない偏った人間では御座いますが、これからも鮨の道一筋、誠実に生きて参ります。
    親父、いつも有難う御座います。

  • 見城徹
    見城徹

    12月22日。大阪で[mikami limited 50]を営む鮨職人・三上雅博がリトークしてくれた2020年2月の僕のトークです。↓

  • 見城徹
    見城徹見城徹

    表面的であることを避けるだけで結果は随分と違って来る。自分のやっていることが小手先で付け焼き刃でその場凌ぎで帳尻合わせであるかどうかを一番知っているのは自分自身だ。自分自身を検証すれば道は開けるのに何故、人は自己検証を怠るのだろうか?
    自己検証すれば自己嫌悪がやって来る。自己否定せざるを得なくなる。今までの自分を改める。本当はただそれだけのことだ。
    自己検証。自己嫌悪。自己否定。
    その後は、
    暗闇のジャンプ。圧倒的努力。正面突破。