ポール・オースターの所謂〝ニューヨーク三部作〟小説『ガラスの街』『幽霊たち』『鍵のかかった部屋』
ガラスの街を読み終えて、幽霊たちを読み始めてすぐに「これって、ほとんどガラスの街と一緒じゃん(´(ェ)`;)!」という事に気づいた。
まぁ共通点があるからこそ三部作なんだってことは知ってたけど・・・ここまで一緒とは(´(ェ)`;)
訳者は、アメリカ文学の翻訳では第一人者の柴田元幸。
でも、俺〝透明感のある〟って形容詞がどうにも陳腐に感じてしまって昔からダメなんだよな。
正直言って、この形容詞で表現された場合って、ほとんど自分の頭にクッキリとしたイメージがわかねぇし。。。
ポール・オースターの文章の印象を書く時、人は大抵この表現使いたがるんだよな。
柴田元幸ですら、後書きで使ってるし.苦笑
ポール・オースターの作品は、都会的でスマートな、あまり生活臭の無い文章で、ストーリーよりも文章の表現力で読ませるモノが多い。
「ガラスの街」も「幽霊たち」も、読者は途中で〝主人公の精神が徐々に崩壊しちゃってるんじゃないだろうか?〟って不安になってくると思う。
少なくとも自分はそうでした.笑
あ、でもガラスの街の中で、デッカいゴミ箱の中に入って雨をしのぐ描写があったな。
あのシーン読んだ時は思わず〝ウッ!〟ってなったけど.笑
ただ、ホームレスって都会だから多いわけだし、そういう意味でもやっぱりアーバンな作風って事か。
そう言えばポール・オースターの原作を使った映画〝スモーク〟も不思議な作品だった。
でもスモークは何度観なおしても、面白くて、観なおす度に好きになる作品です。
なんと言ってもハーヴェィ・カイテル演じる主人公がカッコ良くて、それが魅力だろうな。
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