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死ぬために生きる

見城さん本当に有難うございます。 見城さんにそう言っていただき、嬉しい気持ちと分不相応で申し訳ない気持ちが交錯しています。 自分の努力不足が原因ですが、何者にもなれていない自分は既に敗者です。 日本代表選手でもない、世界トップの選手でもない。 相対的に見れば、まごうことなき敗者です。 しかし、こんな中途半端ではいつまでも本当の意味で辞めることはできない。 どこかでサッカーにしがみつき、未練を残し、亡霊や呪縛霊のように生きてしまう。 絶望しきって引退するために、復帰を決意しました。 時間と命を無駄にせず、毎日を圧倒的努力で過ごさなければ、絶望しきることはできないと考えています。 「一日一生」毎日を生き切り、死に切り、七転八倒し、もがき苦しみ、泥水を啜って、少しでも勝者に近づけるように粛々と精進し続けます。 勝負事なので、勝利を目指さないと言う綺麗事は言えません。 もし敗者になろうとも、派手に負けて派手に散ります。 とにかく全力でやり切ります。 また今日も見城さんのお言葉に救われています。 本当に有難うございます。

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絶望しきって死ぬために
トーク情報
  • 死ぬために生きる
    死ぬために生きる

    見城さんが麻布十番[Ropp]にて飲まれたワイン

    左から

    フィリップ・ルクレール ジュヴレ・シャンベルタン レ・カズティエ 2015

    ミラヴィ グラン・クリュ

    フローラン・ガローデ ピュリニー・モンラッシェ ヴィエイユ・ヴィーニュ 2023

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    死ぬために生きる

    見城さんが[オルクドール青山]にて昨夜飲まれたワイン

    左から

    ブシャール・ペール・エ・フィス コルトン・シャルルマーニュ 2019

    ルフレーヴ ピュリニー・モンラッシェ レ・フォラティエール 2008

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    死ぬために生きる
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    [ひつじ探偵団]を観た。
    「認識者」となり、さらに「実践者」になること、苦しまなければ生きているとは言えないということ、この2つがテーマだと僕は捉えた。
    一見難しそうな大切な内容を、わかりやすく、可愛く、リズミカルに伝えてくれた素晴らしい映画だった。
    羊の習性や世の中の羊でのポジショニングが見事にストーリーと交わり、羊にまつわる諺なども小気味よく登場する。
    シンプルにヒュー・ジャックマンがカッコ良すぎるし、推理物としても純粋に面白かった。

    いつ死ぬかはわからないが、死ぬ時に振り返る僕の映画遍歴は、きっと[栄光のバックホーム]以前、以降に分けられる。
    以前から映画はよく観る方で、家でも暇さえあればPCなどで映画を観ていたのだが、[栄光のバックホーム]に出会ってからは映画館で観ることが増えた。
    その点においても、[栄光のバックホーム]に出会えたことは僕にとって途轍もなく大きい。

  • 死ぬために生きる
    死ぬために生きる
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    映画は本当に素晴らしかった。
    しかし僕は苦しみながら映画を観ていた。
    [ひつじ探偵団]の舞台はイギリスの田舎町。
    その田舎町の空気や雰囲気の解像度が高く、住んでいる人や動物達の感じも異様にリアルだった。
    僕の足りない頭では英語が全て聞き取れるわけではないが、イギリスの地方特有の話し方やイントネーションも凄まじかった。
    僕は19歳をイギリスで過ごし、その後もイギリスに戻るためにアイルランドからチャンスを伺っていた。それくらいにはイギリスに愛着がある。
    生活はロンドンの外れの方でしていたのだが、一時期僕を受け入れてくれていたクラブが地方にあったため、練習や試合のために頻繁にイギリスの田舎町を訪れていた。
    街の人の温かさや差別、小さなスタジアムに飛び交う賛美と怒号、喝采と中指、街の人が一堂に集うパブの美味いビールと不味いフィッシュ&チップス。
    毎週結果を残すと意気込んでナショナル・レール(日本で言う特急)に乗り込むも、帰りは自分のプレーの不甲斐なさに情けなくなりながら車窓を覗き込む。
    その時に覗き込んだ車窓からは、雄大な丘で自由気ままに暮らす羊や馬をたくさん見ることができた。[ひつじ探偵団]の景色そのままだった。
    あの時の自分のできなさ加減、至らなさ、狭量さが蘇り、心臓を爪で引っ掻かれているような感覚に陥った。
    イギリスだけではない。全国各地、世界各地で生活していた時のことを思い出すとこの感覚に陥る。だからその愛すべき思い出の地へまだ赴けない。
    千駄ヶ谷にもまだ行けない。
    今を熱狂していないから過去も未来も怖い。このままだと5年後10年後に今を振り返った時、きっと同じ感覚に陥る。
    今が一番若い。苦しさや絶望を慰めてくれるのは今の熱狂と圧倒的努力しかない。
    観て良かった。